日本大学生物資源科学部 学部案内2018
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50フィールドで学び、フィールドで見つけた未来の夢。森林整備の「たすき」を未来へ繋ぐ、息の長い仕事。森林資源科学科は、フィールドでの実習がとても多く、私も積極的に参加しました。1年次には北海道の八雲演習林に行き、その広さにびっくり。大型林業機械を初めて操作したのも刺激的でした。群馬県の水上演習林では雪山の樹木を観察。海外実習のアメリカでは、日本の森との植生の違いが印象的だったことを覚えています。このように多くのことを学んだ実習で、卒業後の夢も見つけることができました。各地を旅するうち、宿泊業や旅行業に興味を持つようになったんです。例えば、自然の中でキャンプが楽しめるような宿泊施設に勤め、大学で学んだ知識を生かして自然や森林の魅力を伝える。いまはそんな仕事がしてみたいと考えています。神奈川県民に良質な水を供給するため、水源の森林を整備する事業を担当しています。森林というのは手入れをしないと、低い灌木などが育たず土壌が流出し、大切な水源かん養機能が失われてしまいます。私たちは荒廃した森林を調査し、間伐や枝打ち、木材による土留めなどを実施することで、その整備を進めています。私たちの事業は、結果が出るまでに10年、20年かかる息の長いものです。山に入り、先輩たちの仕事の成果を見るたび、森林整備の「たすき」を過去から未来へと繋いでいるような気がして、とてもやりがいを感じます。自分も退職する時、「いい森をつくることができたな」と、思えるよう仕事を積み重ねていきたいですね。ボランティアで森の間伐にも参加工事を控えて念入りな打ち合わせ山に入り森林の状態を調査大型林業機械の操作を初体験在校生インタビュー卒業生インタビュー資格と就職資格(一部変更になる場合があります)将来の活躍分野【取得できる免許・資格】高等学校教諭1種免許(理科、農業)、中学校教諭1種免許(理科)、測量士補、樹木医補、森林情報士(2級)、自然再生士補【任用資格(卒業後の実務経験により取得できる資格)】学芸員、林業架線作業主任者、造園施工管理技士、造園技能士【受験資格】二級建築士、木造建築士、林業普及指導員、化学分析技能士、甲種危険物取扱者、バイオ技術者認定試験(中級・上級)国家公務員(農林水産省)や地方公務員として、多くの卒業生が活躍しています。民間企業では、造園、住宅、木材加工・販売、土木、建設、森林関係のコンサルタント、環境アセスメント、測量関係などが主な進路です。最近の主な就職先農林水産省林野庁東京都庁(林業職)(国研)森林総合研究所森林整備センター住友林業(株)日本製紙(株)国土防災技術(株)応用地質(株)三井ホームコンポーネント(株)住友林業緑化(株)アゴラ造園(株)2016年度 卒業生の主な就職分野森林資源科学科木藤 和紗さん神奈川県 県央地域県政総合センター水源の森林部水源の森林整備課 勤務土屋 謙太郎さん 2015年 森林資源科学科 卒業

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