日本大学生物資源科学部 学部案内2018
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32「私たちの究極の目的は、世界の誰もが安定的に安全な食料を得られるようにすること」そう断言するのは、植物栄養生理学研究室の野口教授と伊藤助教。大きな目標に向け研究室では、植物のパワーを使い、作物の収量を増やすための方法を模索しています。第一のアプローチは、不毛の地を耕地に変えようというもの。例えば東南アジアには、酸性が強くて植物が育たず、荒れたままになっている土地が沢山あります。ところがそんな土地でも、平気で育っているのがこのオジギソウ。研究室では酸性に強い理由を解明し、そのパワーを他の作物に入れたり、土壌の改良に活用できないか、研究を続けているところです。第二は、土地の耕作効率を高めようというもの。そのためにレンゲを使おうとしています。レンゲの根に共生する根粒菌は、空気中の窒素をつかまえて貯える働きがあるため、古くから緑肥として利用されてきました。ところがレンゲには、私たちの知らない秘密がまだまだ隠されていそうです。研究室ではその秘密を明らかにする研究に取り組んでいます。植物のパワーを最大限に活かして食料生産に利用する。その研究は人類の未来に貢献する、やりがいにあふれています。おじぎするだけが能じゃない。そのパワーを活かせ。21世紀は生命の時代です。本学科では、生命、食、環境の各分野について、先端生命科学の知識と技術の基礎から応用までを学習。社会で活躍できる優れた人材の育成を行っています。植物栄養生理学研究室生命化学科Department of Chemistry and Life Science

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