愛知県立大学 大学案内2017
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55人間発達学研究科人間発達学研究科は、博士前期課程と後期課程を備えた、教育・福祉系の「発達科学」の研究拠点をめざす、全国でも数少ないユニークな大学院です。研究科では、教育学、心理学、教科教育学、保育学、社会福祉学を基盤として、他の学問領域との連携を重視しつつ、現代日本の生活の全局面に現れている子どもから大人に至るライフサイクル全体にわたる“人間の発達の危機”に対して、多面的で高度な研究・教育を展開します。人間発達学専攻〈博士前期課程〉博士前期課程では、国や地域社会、学校が共同して解決していかなければならない「発達の課題」に真正面から取り組んでいくことのできる「高度専門職業人」や地域で活躍できる「高度で知的な素養のある人材」の育成を目指しています。そのため、“人間の発達の危機に対処する科学”の理論的・実証的及び実践的・臨床的側面をバランスよく体系的に学ぶことができるよう、「人間発達原論」科目群16科目、「人間発達支援論」科目群14科目からなる多彩なカリキュラムを用意しています。「人間発達原論」科目群では、人間発達とその基盤をなす社会的な諸問題を教育学や心理学、社会福祉学などの視点から原理的に理解することを目指します。「人間発達支援論」科目群では、人間発達を家庭や学校、地域での対人的諸関係の次元から捉え、それをいかに支援するかということについて探究します。このようにカリキュラムは、人間発達に関する学際的視野が習得できるように編成されています。なお、博士前期課程では、必要な単位を修得することにより、幼稚園教諭、小学校教諭、高等学校教諭(公民)の専修免許状の取得が可能です。また、臨床発達心理士の資格取得につながる科目の一部も開設しています。〈博士後期課程〉博士後期課程では、人間発達学を担う自立的研究力を備えた大学・短大等の研究者、高度な研究力量を備えた専門職業人の養成を目指しています。そのため、「人間発達」の諸問題を科学的に解明することのできる高い研究的・実践的力量の形成につながるカリキュラムを用意しました。人間発達の個人のレベルに焦点を当てた「発達主体の法則性の探究」、発達を生みだす関係のレベルに焦点を当てた「発達主体の学びを保障する実践理論の探究」、発達を支える地域や社会のレベルに焦点を当てた「発達主体の生活を支える社会システムの探究」の三つの探究に沿って、12の特殊講義科目がバランスよく配置され、院生は、総合知としての「人間発達学」の全体を視野に入れながら、博士論文の核となる学問領域を深めていくことができます。また、複数教員が研究指導にかかわることによって、博士学位論文作成に向けて懇切丁寧な指導を受けることができます。

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