愛知大学 大学案内2017
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Toyohashi Campus心理学コース心理学専攻豊富な実験・実践を通して人間行動の不思議に迫る。心理学とは、人の行動を科学の目で分析し、それを実践に活かすための理論であり技術です。この専攻では、心理学上のこれまでの理論を学ぶとともに、さまざまな実験・実践などを通して人間行動の謎を解き明かします。基礎を身につけたあとは「認知心理学」「行動心理学」「発達・教育心理学」「臨床心理学」「比較心理学」「社会心理学」といった領域に分かれ、専門性を深めます。心理学専攻では、客観的な心理実験とデータ分析を特に重視しています。認定心理士資格取得にも不可欠な基礎実験の授業はもとより、さまざまな授業・ゼミにも各種実験が組み込まれています。最新の実験施設に充実した設備を備え、専門の指導教員も常駐。正統的な基礎理論とともに実験技術や装置の操作法、目的に応じた実験手法を学び、社会に出て役立つ実践的能力を身につけます。文学部 准教授 関 義正 見聞きしたものを知覚・認知し、その情報を基とした行動の過程を調べるのが心理学で、このメカニズムは動物も同じです。私の授業では、霊長類から時には昆虫までの多様な生物の心理を研究・比較し、ヒトの心理の特殊性を解き明かしていきます。たとえば、一般的にヒトに近い動物だと考えられているチンパンジーは言葉を話せない一方で、ヒトと進化の上でずっと離れたオウムやインコは声真似ができるのはなぜなのか。こうした特殊な能力を持つ生物の進化の過程だけでなく、固有の生態や環境的な要因によって備わった特性を研究し、ヒトが声真似を経て言葉を獲得した謎に迫ります。最近の研究では、カラスやオウムが使いやすい長さに棒を折ってエサを手繰り寄せることがわかり、ヒト以外の生物が道具を製作し使用すると大きな話題になりました。比較心理学は、常に新しい研究テーマが生み出され、次々に斬新な論文が発表されるエキサイティングな研究分野の一つです。多様な生物を研究・比較しヒトの心理の謎を解明する。比較心理学■専門教育科目ピックアップ■専門演習(ゼミナール) 主なテーマ■卒業論文 主なテーマ・ 比較心理学・生理心理学・言語心理学・ 産業心理学・健康心理学・学習心理学・ 行動心理学・支援心理学・応用行動分析・ 臨床心理学・心理療法・ 発達心理学・教育心理学・ 認知心理学・知覚心理学・ 画像による感情喚起が時間知覚に与える影響・ 感動体験とパーソナリティに関する研究・ おしゃれをすることによる公的自己意識と装飾嗜好性の変化・ サブリミナル効果が行動に及ぼす影響・ 女子高校生におけるソーシャルサポートと親性準備性との関連・ Skypeを使った飼い主とイヌのコミュニケーションは成り立つのか~心理学的手法を用いた検討~・ 高校生における友人関係のパターン・動機づけが学生生活の満足感に与える影響・ 運動イメージ想起が生理反応に及ぼす影響・ 音楽への身体運動の同調による気分の変化・ ストレス負荷に対する香りのリラクセーション効果~スイートオレンジとラベンダーを用いて~・ 音楽経験の有無がリズム感覚訓練の効果に及ぼす影響・ 背景色と個人的嗜好が商品イメージに与える影響心理学コース トピックス人間のこころに迫る技術。心理学研究をサポートする実験機器・環境。心理学の研究は、客観的な実験から得られたデータを分析し、そこを立脚点にしなければなりません。心理学コースでは、このための実験設備を充実させ研究を進めています。各種の脳波測定装置や、視線の動きをとらえるアイカメラといった最新の実験機器に加え、箱庭療法の用具なども完備しています。データ解析室には学生のためのパソコンが並び、実験装置で収集したデータをさまざまな形に解析・加工するためのソフトも用意されています。また心理学実験にかかわる豊富な文献を管理するとともに、専任の指導教員も常駐。機器の基本的な操作方法から、研究内容に応じた実験手法やデータ分析手法のアドバイスまで、きめ細かい指導が受けられます。文学部 人文社会学科098

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