愛知大学 大学案内2017
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Toyohashi Campusメディア芸術専攻アートを体験しながら学び、批評眼とクリエイティブな発想力を養う。この専攻では演劇やダンスなどの身体表現や、映像、音楽、空間デザインや編集まで、さまざまな表現メディアに触れ、現代のアートシーンにおける多様で領域横断的な表現についての“体験的な学び”を重視しています。創作や表現の発表・発信の場や手段が増加し、ジャンルの枠を超えてコラボレーションする現代アートの状況は、グローバル化・多文化共生といったこれからの社会の変化とも密接に関係しています。現代アートや表現メディアの多様性、それを支える仕組み(マネジメント)を知り、時代に即した批評眼とクリエイティブな発想力・発信力を養います。さまざまな表現メディアを通じて人や社会とかかわることについて考え、グループでの卒業制作を通して、多様な意見をとりまとめる能力や、互いの表現を尊重しながら他者と協働する力を育てます。文学部 准教授 吉野 さつき この科目では、第一線で活躍するアーティストを招いて、さまざまな芸術表現の手法を体験するワークショップを行います。そのうちの一つが、ダンスアーティストから学ぶ「身体をメディアとする表現」です。人の体に触れたり、自分の体の感覚を意識しながら言葉を使わずに表現することで、身体もメディアの一つであることが実感できます。映像作品を制作する場合でも、モニターの中だけの発想では表面的で深みのない表現になってしまいます。作品の両端には、送り手と受け手という血の通った人間がいること、誰に向けて伝えようとするのかを、身体の実感を持って意識することが大切です。他にも、現代美術家、舞台照明家、現代音楽家といった多彩な分野の講師とともに、多様な芸術表現を学びます。この実習を通して、その後のゼミ活動や卒業制作に欠かせない“表現の引き出し”を増やしてください。作品の向こうには、血の通った人間がいる。メディア芸術基礎実習■専門教育科目ピックアップ■専門演習(ゼミナール) 主なテーマ■卒業制作および付帯論文 主なテーマ・ 社会におけるアートの役割・ アートとワークショップ・ デジタルテクノロジーと舞台芸術・ メディアとしての身体とコミュニケーション・ ひとのなか・ 『青い鳥』と自分の見方・ おんまつり・ じょしコラ! ~服と自己プロデュースでコラージュワークショップ~・ 十人鳥色図書館情報学専攻ICT時代における情報コンテンツの意義と活用技術を探る。人類はこれまで、思考や知識、想像力の成果など、膨大な情報を保存してきました。図書館では、それらの情報を管理・活用するためのノウハウが発達しました。現代では書籍が紙媒体から電子媒体へと急速にシフトし、その情報量も膨大になっています。今や図書館情報学の研究対象は、雑誌や書籍、マンガなどの紙の情報だけではありません。ソーシャルメディアなどデジタル情報の伝達過程や情報の保存もまた、研究対象なのです。図書館情報学専攻では、図書館における情報の流通、情報の組織化、提供方法についての知識を修得。高度情報化社会における情報コンテンツの意義と活用技術を探り、調査やプレゼンテーションを通して、高度な調査力と分析力を身につけます。ニーズに沿って情報を扱う技術は、情報の効率化が求められるビジネスの現場でも役立ちます。文学部 准教授 山本 昭 Google検索で、知りたいことになかなかたどり着けないという経験はありませんか。検索には言葉の一致が不可欠ですが、検索する側とされる側が同じ意味で言葉を使用していないと、目的の結果が得られないことがあります。たとえば「動物」として馬を検索したつもりが、「交通機関」あるいは「農耕具」としての馬が表示されてしまう場合です。私の授業では、検索する人が的確に目的の情報を得られるための仕組みづくりについて考察します。具体的には、10冊程度の学術雑誌の内容について学生それぞれが言葉の属性を洗い出し、情報の分類や個々の関連性を整理しながらシソーラス(語の上下階層・周辺の同義などを体系化した辞書)を模擬的に作成します。その中で、言葉の定義の難しさや現在のWeb検索における欠点を補完する手法を理解し、検索する人のニーズに的確に応える体系的な情報の組織化を学びます。情報を体系化し、より検索しやすい仕組みを。知識組織法■専門教育科目ピックアップ■専門演習(ゼミナール) 主なテーマ■卒業論文 主なテーマ・ 検索しやすくする方法・ 読書に障害を持つ人へのサポート・ 部首によるテキスト分類の可能性・ インターネットを利用した読書会・ 北欧の図書館モデルから見た日本の公共図書館・ 研究者の「学術書」に対する意識・ 多文化共生時代の図書館の役割・ 快適な居場所としての図書館・ 公共図書館における児童書の取り扱い・ 大学におけるMLA連携の現状・ サブカルチャー音楽の動向と今後の展望・ 電子図書館における電子書籍のあり方・ 公立図書館における書架・ 高齢化社会におけるスポーツ図書館の役割・ スポーツ新聞の紙面の特徴・ 孤児著作物の発生原因と可能な対策・ 「手帳」から見る現代文化文学部 人文社会学科096

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