愛知大学 大学案内2017
90/180

専門演習(ゼミナール)専門演習(ゼミナール) 主なテーマ■ 歴史学、または東南アジアの文化・社会の研究を通して,世界をより深く理解しよう!!■ 独自の問題意識を、関連する知識をまとめて表現する能力を養う■ 社会文化現象としてのツーリズム■ 言葉のはたらきを考える■ 事業活動で問題解決に取り組む̶持続可能な社会の実現に向かって■ 異文化理解へのさらなる発展とフィールドワーク■ La Gaya Scientia(GS=悦ばしき知識)としてのグローバル・スタディーズ(GS)とインテリジェンス■ 外国人の日本論をさらに深く探求しその意味を理解する■ 生活文化論:中国と日本■ 外から見た日本(外国人による日本論)■ 「文化とは何か」「人間とは何か」について考える■ Semiological analysis of media messages and critical thinking through discussion and debateFaculty of International Communicationツーリズムをテーマに人間・社会を理解。観光の視点から社会を考察し、人間理解の深化へつなげる学びを。岩田ゼミナール ツーリズムを専門とする私のゼミでは、まず春学期のゼミ合宿でフィールドワークの基礎を学びます。今年は東京でインバウンドツーリズム※の現状について調べました。大切なのは、とにかく自分が好きなことをテーマにすること。長丁場の卒業研究制作をやり切るモチベーションを維持し、主体的に学ぶ楽しさを体感するためです。今回の発表テーマは「世界コスプレサミットの現状とコスプレ」。文化人類学の観点からも興味深い内容であり、A4レポート30枚にもおよぶデータ調査がなされました。これは卒業研究のレベルを超える分量といえます。アニメファンに関する社会学やサブカルチャー論からの理論構築を付加すれば、さらに完成度が高まるでしょう。観光を切り口として広く社会現象をとらえ、人間理解へとつなげてほしいと考えています。■ ゼミナール ダイジェスト 今回は、毎年名古屋で開催される「世界コスプレサミット(WCS)の継続要因」について卒業研究中間発表が行われた。はじめにコスプレの定義や歴史、WCSの概要が説明された後、13年間続く要因が語られる。「2003年にはじまったWCSは、開催を重ねるごとに多方面から注目が集まり、2007年には外務省と国土交通省の後援が決まり、その後もブラザー工業や中部国際空港といった地元企業を中心とした多くの企業の協賛を得るまでに成長しました」。開催規模の拡大に伴い、官民一体となった“名古屋をコスプレの聖地に”という動きが活発化。2015年には過去最大となる約248,000人が来場した。「加えて、WCS実行委員会によってコスプレに関する禁止事項が規定され、健全な運営が保守されていることも大きな要因の一つです」と続いた。学生から「仮装はコスプレか否かという議論があるので、その関係性についても知りたい」「過度な露出が禁止されていますが、その境界の規定が難しい」といった意見が出された。別の学生からの「コミックマーケット(コミケ)でのコスプレとWCSの関連はあるのですか?」との質問には、「コミケの運営もWCS実行委員会が担っています。次回コミケでもフィールドワークを行う予定です」と回答した。先生が「関連イベントを広く視察することは非常に意義があるね。WCSが長く続く要因として行政や企業の関与を挙げるのであれば、参加者が果たしてきた役割についても言及すべき。参加者なくしてイベント継続は困難だからね」と総括した。成長し続けるコスプレイベントをツーリズムの視点から分析。担当教員比較文化学科 准教授岩田晋典※この場合は「外国人の訪日旅行」089

元のページ 

page 90

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です