愛知大学 大学案内2017
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専門演習(ゼミナール)専門演習(ゼミナール) 主なテーマ“(私たちはなぜ幸福感が足りないのか)”中国語の読解能力を高めるとともに、多文化への理解を深める。劉ゼミナール このゼミでは、現代の若者が抱えている問題に関連する、学生にとって身近なトピックについて書かれた中国の新聞や雑誌のコラムを抜粋して講読し、ディスカッションします。以前取り上げた“本当の友人とは?”というテーマでは、一定の距離を保ちたがる日本人学生に対し、中国人留学生は親友を求める傾向が強いことがわかりました。このように、同じ年代でも国が異なれば価値観は大きく変わります。講読によって中国語の読解力を養うと同時に、現代の中国の若者との比較を通して日中の文化や価値観への理解を深め、多面的な視点を身につけるのがゼミのねらいです。今回は講読を中心に行いましたが、次回は対立する立場に分かれてディスカッションし、自分にとっての幸福とは何なのか、その幸福を実現するためには何が必要なのかについて考察します。■ ゼミナール ダイジェスト 今回は“私たちはなぜ幸福感が足りないのか”と題したコラムを講読し意見交換する。最初に行ったアンケートではゼミ学生の約80%が幸福を感じていると答えたが、コラムには“中国で幸福感を持つ若者はわずか5%”と書かれている。冒頭の問いに幸福でないと答えた中国人留学生に先生が聞いた。「なぜ幸福を感じないのですか?」。学生が答える。「大きな不満はありませんが、まだまだ自分には足りない部分が多く、現状に満足していないからです」。その向上心が中国を躍進させた原動力となったのかもしれない。「では皆さんにとって幸福の条件は何ですか」と先生がほかの学生に質問すると「健康であること」「お金に困らないこと」といった声があがり、先生がコラムの一部を指して言った。“(欲望には終わりがないからではないか? 食欲と胃に相談や互いに思いやる気持ちがないと結果的に食欲は増していき、胃はつらくなり、食欲が壊されるばかりか目の前のおいしい食べ物でさえも味わえなくなってしまう。美食の幸福はまさにこの時、ひそひそと逃げてしまい、似た幸せも同じようなルートでひそひそと逃げ去ってしまう。)”「幸せは日常にたくさんあります。問題はそれを感じられるかどうかなのです」。■ 中国近・現代文学研究■ 台湾の歴史、政治、文化をめぐる諸問題■ 東アジアの国際関係■ 中国経済論■ 中国社会のあり方を「民族」と「地域社会」から分析■ 現代中国の政治・社会・文化分析(実践編1)■ 日本と中国における健康および体育・スポーツ研究■ ハリウッド映画のなかの「中国」■ 現代中国の社会変動■ 「日本語教育の方法論」~体験を通して~■ 東南アジアの華人企業集団について■ 日中言語・文化の比較および日中関係の研究幸福とは何かを追究し、その先にある人生について考察する。担当教員現代中国学部 教授劉 柏林Faculty of Modern Chinese Studies075

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