愛知大学 大学案内2017
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Faculty of Modern Chinese Studies現代中国学科 現地主義教育3つの現地体験現地プログラム中国・台湾・マレーシアのいずれかへ、4カ月の全員留学。現地研究調査中国・台湾を、企業・都市・農村の3視点で調査。現地研究調査は、学部開設時から続く現地主義教育の一つで、現代中国学部3年次の希望者から選抜された約30名が、中国の1都市で夏季休暇中の15日間、企業班・都市班・農村班に分かれて現地の大学生と共同研究調査に取り組みます。第17回となる2015年度は重慶市で実施されました。成果は、調査関係者および現地大学生を招いて最終日に開催される中国語による「日中学生シンポジウム」で発表されます。実践の中でフィールドワークの技法を身につけ、現代の中国社会や異文化理解を深化させると同時に、中国語能力とプレゼンテーション能力をみがくことのできるプログラムです。 企業班として、重慶にある日系企業や中国企業を対象に現地研究調査を行いました。私は従業員の労使問題について、人材育成をテーマに取り組みました。中国は人材の流動が当たり前という文化があります。労働者のキャリアアップのための転職は日常化しており、人材の流出防止に苦心する中国企業は多くあります。調査を進めるうち、離職を留めるには人材育成だけでなく福利厚生なども含めたバランスのよい取り組みが必要となることがわかりました。この調査で最も強く感じたのは、現地で学ぶ重要性でした。机上の理論ではなく、実際に自らが見聞きした体験こそ学びの本質だと気づき、学びへの意識が大きく変わりました。今回の経験を通して視野が広がったと同時に、留学や大学院進学も考えるほどに学習意欲が高まるなど、自身の成長を強く感じています。中国を体感し、真の「学び」を知る。現代中国学部現代中国学科3年田中 莉紗子さん三重県立津高校出身 南開大学での留学生活で感じたのは、実際に目にした「中国」や「中国人」が、日本のメディアで見聞きした印象とかけ離れていることです。天津の人々はとても親切で優しく、私たち留学生を一個人として接してくれました。「日本人だから」「中国人だから」という固定観念を捨て、まずは相手をよく知る努力が大切だと感じました。私は現地プログラムの団長として参加学生をまとめる役割を担いましたが、仲間と寝食を共にする現地プログラムは、語学や文化だけでなく組織の中で自分がどうあるべきかといった自分の役割について学ぶ絶好の機会だと思います。また、親元を離れて海外で生活するという体験を経て、積極的に物事に取り組む姿勢が身につきました。中国語に対する意欲も高まり、帰国後はHSK5級で高いスコアの獲得をめざして学習しています。固定観念を捨て、異文化を知る経験。現代中国学部現代中国学科3年山崎 真依さん私立栄徳高校出身南開大学(中国・天津市)国立台湾師範大学(台湾・台北市)南方大学学院(マレーシア・ジョホールバル)現代中国学部の最大の特長といえるのが、この「現地プログラム」。2年次春学期に全員が4カ月間留学します。2015年度から従来の実施拠点である南開大学(中国・天津市)に加え、国立台湾師範大学(台湾・台北市)と南方大学学院(マレーシア・ジョホールバル)が加わりました。国立台湾師範大学は、台湾屈指の総合大学。中でも「国語教育センター」が有名で、その中国語教育は世界的にも高く評価されています。また、南方大学学院はマレーシア初の華人系大学で、多民族国家というマレーシアならではの環境の中で、中国語に加えて英語も学べる学習環境です。いずれの「現地プログラム」も、授業ではネイティブ教員のもと、中国語運用能力の向上をめざすことはもちろん、京劇、美術、二胡などの中国伝統文化を学びます。また、南開大学や国立台湾師範大学では、語学パートナーやチューター制度を利用して、現地の中国語表現を身につけるとともに、若者たちの考え方や異文化を吸収します。南方大学学院では、参加者全員が中国語のほかに英語のパートナーを活用し、2言語修得をめざしています。現地プログラム団長現地研究調査団長071

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