愛知大学 大学案内2017
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 中学時代、ホストファミリーとしてマレーシアから留学生を受け入れたこともあり、2年次の現地プログラムではマレーシアを希望しました。南方大学学院での授業は中国語で行われますが、学生同士や街での会話はマレー語や英語、マレーシア華語や多様な中国語の地方語が飛び交い、とても国際色豊かでした。大学を一歩出ると、そこにはイスラムの礼拝堂やキリスト教の教会、ヒンドゥー教の寺院や中国系のお寺などが点在し、多文化を感じることができます。今年は台湾の東呉大学へ1年間の交換留学をする予定です。中国語や中国文化だけでなく、世界の言語と文化を学べることが本学科の大きな魅力です。 グローバル人材=外国で活躍できるというイメージが強いですが、必ずしもそうではありません。製造業が盛んな愛知県には、すでに多くの外国人労働者が身近に生活しており、異文化背景を持つ人々との共生が当たり前になりつつあります。そうした環境こそがグローバル社会であり、その中で課題を解決しながら協働できる人がまさにグローバル人材といえます。本学部では2年次に4カ月間、中国・台湾・マレーシアのいずれかに語学留学する「現地プログラム」を全員が経験します。3年次以降は「現地研究調査」や「現地インターンシップ」といった、より実践的なプログラムを用意しています。語学力とコミュニケーション能力はイコールではありません。見知らぬ人といかに意思疎通を図るか、異文化背景を持つ人にいかに自分を理解してもらうか。現地で体当たりで学んだ経験は、語学力だけでなく異文化理解力やプレゼンテーション能力、さらには主体性や行動力といった、真のグローバル人材となるために不可欠な力を育ててくれます。また、日本人は外国人と比べ自国について多くを知りません。日本文化のすばらしさを外国人から教えられることも多々あります。アジアを中心に幅広く世界を体感しながら、同時に日本についても学び、日本人としてのアイデンティティを確立することにも注力します。確かな語学力養成カリキュラムと、現地主義に根ざした実践的な学びを通じて、中国だけにとどまらず広く国内外で活躍できる人材を育成することが、本学部の使命だと考えています。 特に印象に残っている学びが、3年次に参加した香港ビジネス英語研修プログラムです。2週間香港で受けたネイティブ教員による授業はすべて英語で行われ、メールのマナーやビジネス文書の作成など、ビジネスに特化したハイレベルな英語を学ぶことができました。香港の人たちは広東語や北京語に加え、当たり前のように英語を話します。世界で活躍するためには高い語学力が不可欠だと改めて体感することができました。ほかにも、南開大学への交換留学では多くの外国人と交流し、多様な価値観を学びました。中国に子会社を持つ塗料メーカーへの就職も決まり、将来は中国での勤務を希望しています。マレーシアで多文化に触れさらに台湾へ留学。現代中国学部現代中国学科4年勝股 達さん名古屋市立菊里高校出身中国語に加えハイレベルな英語を香港で学ぶ。現場主義に基づいた実践的な学びで、真の国際人に求められる力を養う。現代中国学部現代中国学科2年河隅 彩夏さん愛知県立豊田南高校出身現代中国学部 学部長Nagoya Campus現代中国学部 現代中国学科068

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