愛知大学 大学案内2017
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社会の成熟化を背景に、わが国の行政システムは中央集権型から地方分権型へとシフトしています。国政も地方行政もそのあり方が問われる中、愛知大学からは毎年多数の公務員が誕生し、活躍しています。地域社会の、そしてこの国の未来に携わっていく先輩たちからのメッセージです。名古屋市役所多文化共生社会へ協力し合える名古屋市に。 キャリア形成支援プログラムLearning+の「学生による愛知県政・政策提案コンテスト」に参加した際、愛知県職員の方から話を聞く機会がありました。公務員に対して窓口業務のイメージを強く持っていた私ですが、イベント企画や予算管理などさまざまな仕事があることに気づきました。公務員とは市民生活になくてはならない存在だと改めて感じ、自分もその一員に、と思うようになりました。コンテストに向けた調査の中で多文化共生についても学び、外国人も日本人も安心して暮らせる環境づくりの大切さを実感しました。就職を決めた名古屋市にも多くの外国人が暮らしています。出身国にかかわらず誰もが協力し合える住みよいまちになるよう貢献したいと思っています。公務員試験は、学習期間が長く、合格を勝ち取るまでの道のりは決して容易なものではありません。挫折しそうになることもありますが、そうした時に同じ目標を持つ仲間がいることは、大きな力になります。合宿では、切磋琢磨できる仲間を見つけることができる上、難関試験を突破した先輩方も来訪し勉強の進め方や試験についてのアドバイスも示されます。共感するところがあればその職種について徹底的に調べるなど、具体的で明確な目標を持つ機会となります。この合宿では、長時間の対策学習を意欲的に取り組んでいくモチベーションも高めていきます。法学部法学科4年前田 実乃里さん愛知県立春日井高校出身岐阜市役所一人ひとりが地域の活動に参加できるまちづくりを。 私の祖父は一人暮らしをしています。地域のつながりが希薄になりつつある現代ですが、祖父は小学生登下校時の交通当番や、神社のしめ縄作りなどで地域とつながりながら生活しています。住民同士が接する機会が増えれば防災の面でも有効です。私の理想は、祖父のように一人ひとりが地域の活動に参加できる社会です。大学では実際のまちづくりの事例を取り上げながら地方自治を学びました。自治体が国の指示で動くのではなく、住民と一体となって主体的にまちづくりを行っていることを知り、地方公務員になると決めました。市民の声に耳を傾け、コミュニケーションを大切にしながら、生まれ育った岐阜が住みよいまちであり続けるよう貢献します。法学部法学科4年山内 香奈さん岐阜県立加納高校出身静岡県庁市町村の垣根を越えた視点で農村地域を支援。 ゼミでは「地域における公共政策の展開」をテーマに、行政と市民の新しい関係を研究、全国から学生が集う「公共政策フォーラム」で発表する機会にも恵まれました。研究の過程で、農村部である豊根村と都市部である豊橋市でフィールドワークを行った結果、同じ県内でも地域の強みや抱える課題が異なることがわかりました。現場に足を運んで住民や行政の方々と接したことで、県が市町村の実情に応じた支援を展開し、制度の運用を行っていることを理解。市町村の垣根を越えた地域づくりにかかわりたいと思い、県職員になる決意をしました。高齢化が進む農村地域の自治体を支援し、さまざまな団体が連携して活動できる体制を整備することが目標です。地域政策学部地域政策学科4年前田 真希さん私立磐田東高校出身■ 公務員合宿セミナー■ 公務員自習室公務員をめざす学生が学習に専念できる静かな環境を整えるため、名古屋・豊橋各キャンパスに「公務員自習室」を設置しています。豊橋キャンパス名古屋キャンパス教員・公務員150

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