愛知大学 大学案内2017
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スポーツで地域に貢献できる人材を育てる。地域政策学部 准教授尼崎 光洋 スポーツの練習方法や指導方法には、経験則だけでなく、科学に裏づけられた方法があります。そういったスポーツの実践や指導にかかわる方法論や諸問題(例:動機づけ、運動学習、メンタルヘルス)を心理学の立場から明らかにする学問がスポーツ心理学です。授業では、競技力向上を目的としたメンタルトレーニングの方法やコーチングなどを学びます。また、心理テストを用いて、メンタルヘルスのチェックや自身の強みを探ることもします。さらに、身体を動かしながら行う簡単な実験を通じて、得られたデータを基にグループディスカッションを行い、スポーツの心理的側面の理解を深めていきます。授業を通じて、心理学の観点から、スポーツにおける課題を解決できる知識とスキルを身につけ、実際のスポーツ現場で活かしてほしいと考えています。心理学を自身で体得し多彩な力を養う。スポーツ心理学Faculty of Regional Policy健康・スポーツコース■ゼミナール 主なテーマ■卒業研究 主なテーマ・ 健康・スポーツ活動に対する心理学的研究 ~スポーツ心理学及び 健康心理学の観点からのアプローチ~・ 健康・スポーツ産業のマーケティング戦略・ 健康とスポーツの社会科学的研究 ~健康とスポーツをめぐる 社会・生活問題の経済・社会学的分析~・ 健康・スポーツ活動におけるICTの活用研究と 動作解析・施設用具研究・ 地域スポーツイベントにおける参加動機分析・ あがりとライフスキルの関連性の検討―大学生の日常生活場面に着目して―・ 音楽フェスティバルを中心とした地域活性化イベントの重要性に関する参与観察・ 学校生徒のパラリンピックに関する認知状況をめぐる諸課題・ あらゆる年齢、関心、技術レベルに対応する スポーツイベント成立の要件に関する基礎的研究・ 地域におけるソフトテニス振興に関する研究・ 東海地域におけるプロ野球の女性ファン獲得の可能性・ スポーツイベントが地域にもたらす経済効果・ 身体障害者のスポーツ活動によるQOLの自覚的変化について・ 奥三河地域におけるスポーツイベントの新たな可能性 ・ ソーシャル・キャピタルからみた地域スポーツ活動の現状と課題について・ スポーツイベントによる地域活性化~新城ラリーを事例に~・ 脳性麻痺者の身体特性に適合したボウリングの用具および投球動作の検討・ テニスのドロップショットにおけるグリップ把持力の影響・ 地方における企業スポーツの現状と課題について~N硬式野球部の実態調査を通じて~健康・スポーツコースのねらいは、少子高齢社会における健康づくりとスポーツ振興の政策や施策を学ぶことです。現代社会においてスポーツには、健康づくりだけでなく、まちづくりや地域経済の活性化の役割も期待されています。こうした中、スポーツを通じて地域社会が抱える課題の解決や地域貢献ができる人材を育成します。そのために、健康科学やトレーニング科学、健康スポーツ政策論や地域スポーツ運営論、スポーツ産業論やスポーツ経営学など、健康とスポーツに関する諸理論や科学的知見について幅広く学習します。本コースの特長は、地域貢献活動やスポーツ現場でのフィールド調査、インターンシップやボランティア体験などの多彩なフィールドワークにあります。■専門教育科目ピックアップ健康・スポーツコース 研究法健康・スポーツコースの「研究法」は、1クラスあたり18名程度の少人数クラスで構成されています。地域政策学部オリジナルのテキストを使いながら、卒業制作や研究に欠かせない社会科学における研究手法の基礎を学びます。たとえば、スポーツの世界選手権など大きな大会が開催される前後で、その大会のスポンサーとなっている企業に対する認知度を比較するために、授業の中でアンケート調査を実施したりします。また、ケーススタディの一環として、スポーツ現場で起きた事故の民事事件の判例に基づいて、どのようにその事故を防ぐことができるのかを検討するために、クラスの中でグループとなって調査・分析を行ったりします。その他には、健康・スポーツコースならではの取り組みとして、「スポーツを通じて、健康・スポーツコースの一体感を深める」という趣旨のもと、バレーボールなどのクラス対抗のスポーツ大会を開催しています。大会の企画・運営はすべて学生自身で行い、その取り組みの中で、イベントや行事を進めるための企画・運営力や人とのコミュニケーションスキルを養っています。さらに、スポーツ現場でのフィールド調査やボランティア体験などのフィールドワークを通じ、地域の健康・スポーツに関わる諸問題について見識を深めています。115

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