愛媛大学 大学案内2017
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28FACULTY OF COLLABORATIVE REGIONAL INNOVATION社会共創学部地域資源マネジメント学科地域資源とは、地域に存在する特徴的なもので活性化を可能にする自然、人的なもの、文化的なものを意味します。本学科は、その中から農山漁村、文化・観光、スポーツ・健康に関する幅広い専門知識及び研究能力、並びにこれら資源を実社会で活用・創造等ができるマネジメント能力を養い、多様な地域ステークホルダーとの協働を通して地域の資源を活かした活動(自治体や企業内外含む)を行います。このような実践的な教育方法を通じて、農山漁村の振興・地域の文化資源発見と活用・スポーツの活性化と健康保持増進を担う人材を育成します。農山漁村、文化・観光、スポーツ・健康の知から地域の未来を拓く農山漁村で活躍する人材になるためには、自分の立場を認識し、協働・共同の関係の中で持てる力を発揮する必要があります。また、地域社会の中での仕事のあり方を理解することも重要です。それらは実践から学ぶことが一番です。本科目では、学生のキャリアデザインに基づいて農林漁業、地域活動、資源活用を生業とする現場に長期間身を置き、実際に携わっている方々とともに働く機会を重視しています。そこから社会性、技術、知識、経営ノウハウを身に付け、座学との往還によって能力を高めます。◎農山漁村マネジメントコース農山漁村では、6次産業化の進展、再生可能エネルギーの普及、都市部との連携・交流等が進んでおり、従来の産業的基盤をつくり直し、新たな地域社会を構築する人材の登場が望まれています。一方、人口減少と高齢化が進んでおり、第一次産業の衰退、集落や地域社会の弱体化も進行しています。本コースでは、農山漁村で自信と誇りを持って持続可能な生き方を構築するために、自然資源や農林水産資源の利用、暮らしや生業に根ざす技と知恵の掘り起こし、近代化の見直しと地域社会の再評価、都市と農山漁村の交流、地域資源を活用した起業について学びます。特に、長期の現場実習やフィールドワークを通して現場実践力を徹底的に養い、将来の農山漁村を担う即戦力を育成します。■授業科目の紹介/農林漁家実習担当教員/香月敏孝(教授)ほか文化を活かした観光とまちづくりの関係性について学ぶ講義です。講義では、町並み観光、産業観光、スポーツツーリズム、国際観光、グリーンツーリズムなど受講生の話題提供をもとに、観光者や観光地の立場からディスカッションします。講義のまとめでは、文化観光の先進地に実際に行って学びます。◎文化資源マネジメントコース都市や農村で生じる過疎化や人口減少、コミュニティ活動の担い手不足等の課題に対して、地域のさまざまな文化資源を掘り起こし、文化を活かした地域づくりに注目が集まっています。これからの地域社会では、地域文化の保存・継承・活用と連動した地域振興や観光振興の取り組みが求められています。本コースでは、歴史的な文化遺産の発掘や保存に関わる「文化遺産領域」、都市や農村の文化を観光に活かす「観光文化領域」、地域文化をまちづくりに活用する「まちづくり領域」の3領域から学びます。それぞれの領域では、大学外でのフィールドワークやワークショップなどの演習・実習に参加することにより、実践的な技術を身に付けます。■授業科目の紹介/観光文化論演習担当教員/井口梓(准教授)「スポーツには人や地域を元気にする無限の力があります!!」と言うだけでは誰も賛同してくれません。その根拠を示さなければなりません。本授業では、スポーツが人や地域に与える影響を正しく「測定」して、それを「評価」する方法、すなわち「スポーツが大事だ」と主張するための根拠を作る方法を学びます。あなたの作った根拠によって国や地域のスポーツ施策がもっと良いものに変わるかもしれませんよ。◎スポーツ健康マネジメントコース愛媛県は全国を上回るペースで人口減少及び少子高齢化が進み、地域の産業力、教育力、集落機能の低下、住民の体力向上・健康づくりのための機会の減少などが生じ、多くの地域課題を抱えています。このため、スポーツは地域社会再生の糸口として期待されています。本コースでは、地域の子どもから高齢者、及び障がい者を対象とした講義、スポーツの専門性を高める実技科目に加え、総合型地域スポーツクラブや自治体・NPO法人での地域振興や健康づくりを目的とするスポーツプロジェクトへの参加や、農山漁村・高齢者・障がいのある人の施設での健康運動指導など、多様なフィールドワークを展開します。このような地域での幅広い活動を通じて、地域社会再生への視野を広げながら課題を発見・解決する実践的能力(①スポーツの実践的指導力、②人々の健康な暮らしを創るマネジメント力、③サーバントリーダーシップ)を身に付けます。■授業科目の紹介/スポーツ健康測定評価学担当教員/山本直史(准教授)自然災害は人間の豊かな社会の形成により、自然を利用・改変した結果、一度災害が発生すると多くの人的・経済的被害につながる恐れがあります。この授業では、多様な自然災害のうち、主に「地質」と「気象」に関係する災害①土砂災害、②洪水、③地震、④火山などを中心に学びます。地球内外に起きる様々な現象がどのように自然災害を引き起こすのか、また、被害状況や災害対策について学習することで、自らの生命・財産を守り、災害のない地域社会をデザインする視点を身に付けます。◎地域デザイン・防災コース愛媛県では、南海トラフ地震をはじめとする巨大災害の勃発や環境問題の深刻化が懸念される一方で、グローバリゼーションや少子高齢化に伴う地域コミュニティの衰退が危惧されており、地域社会がいかにして活力ある形で存続できるかが問われています。本コースでは、まちづくりや地域防災の現場実務に学生自らが参画し、そこでの活動を通じて実践的な知と技能を養う実践的教育を推進します。それとともに、関連する社会科学諸分野の専門教育を通じて、地域が抱える諸問題の総合的な解決に資するデザイン能力と政策マネジメント能力を身に付けます。■授業科目の紹介/自然災害学担当教員/ネトラ・プラカシュ・バンダリ(准教授)

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