愛媛大学 大学案内2019
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地域資源マネジメント学科地域資源とは、地域に存在する特徴的なもので活性化を可能にする自然、人的なもの、文化的なものを意味します。本学科は、その中から農山漁村、文化・観光、スポーツ・健康に関する幅広い専門知識及び研究能力、並びにこれら資源を実社会で活用・創造等ができるマネジメント能力を養い、多様な地域ステークホルダーとの協働を通して地域の資源を活かした活動(自治体や企業内外含む)を行います。このような実践的な教育方法を通じて、農山漁村の振興・地域の文化資源発見と活用・スポーツの活性化と健康保持増進を担う人材を育成します。◎ 農山漁村マネジメントコース依然と増加し続ける世界の人口を前に、現代社会の在り方を検証する時期にさしかかっています。日本においては、食料やエネルギーをはじめとする資源問題、一極集中、経済循環、働き方を見直し、脱近代化を図ることが必要です。その鍵の1つを握っているのは、農山漁村に存在する限りある資源と持続可能な暮らしです。本コースでは、世界や日本の将来を展望しつつ農山漁村の可能性を見出し、次世代に残せる生き方を構築するために、自然資源や農林水産資源の利用、暮らしや生業に根ざす技と知恵の掘り起こし、地域社会やコミュニティの再評価、都市と農山漁村の関係性について学びます。さらに、地域資源を活用した暮らしの設計や起業ができる人材を育てるため、長期の現場実習やフィールドワークを通して実践力を徹底的に養います。農山漁村、文化・観光、スポーツ・健康の知から地域の未来を拓く農林漁家実習で日の出とともにナスの収穫◎ 文化資源マネジメントコース都市や農村で生じる過疎化や人口減少、コミュニティ活動の担い手不足等の課題に対して、地域の様々な文化資源を掘り起こし、文化を活かした地域づくりに注目が集まっています。これからの地域社会では、地域文化の保存・継承・活用と連動した地域振興や観光振興の取り組みが求められています。本コースでは、歴史的な文化遺産の発掘や保存に関わる「文化遺産領域」、都市や農村の文化を観光に活かす「観光文化領域」、地域文化をまちづくりに活用する「まちづくり領域」の3領域から学びます。それぞれの領域では、大学外でのフィールドワークやワークショップなどの演習・実習に参加することにより、実践的な技術を身に付けます。観光まちづくりの先進地で理論と実践を学ぶ◎ スポーツ健康マネジメントコース愛媛県は全国を上回るペースで人口減少及び少子高齢化が進み、地域の産業力、教育力、集落機能の低下、住民の体力向上・健康づくりのための機会の減少などが生じ、多くの地域課題を抱えています。このため、スポーツは地域社会再生の糸口として期待されています。本コースでは、地域の子どもから高齢者、及び障がい者を対象とした講義、スポーツの専門性を高める実技科目に加え、総合型地域スポーツクラブや自治体・NPO法人での地域振興や健康づくりを目的とするスポーツプロジェクトへの参加や、農山漁村・高齢者・障がいのある人の施設での健康運動指導など、多様なフィールドワークを展開します。このような地域での幅広い活動を通じて、地域社会再生への視野を広げながら課題を発見・解決する実践的能力(①スポーツの実践的指導力、②人々の健康な暮らしを創るマネジメント力、③サーバントリーダーシップ)を身に付けます。多様なフィールド実践活動を行う◎ 地域デザイン ・ 防災コース愛媛県では、南海トラフ地震をはじめとする巨大災害の勃発や環境問題の深刻化が懸念される一方で、グローバリゼーションや少子高齢化に伴う地域コミュニティの衰退が危惧されており、地域社会がいかにして活力ある形で存続できるかが問われています。本コースでは、まちづくりや地域防災の現場実務に学生自らが参画し、そこでの活動を通じて実践的な知と技能を養う実践的教育を推進します。それとともに、関連する社会科学諸分野の専門教育を通じて、地域が抱える諸問題の総合的な解決に資するデザイン能力と政策マネジメント能力を身に付けます。2015年ネパール地震の被災地調査28社会共創学部 FACULTY OF COLLABORATIVE REGIONAL INNOVATION

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