岩手大学 大学案内2017
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 岩手大学は、地域に根差しながら、同時に世界的視野を持った「グローカルな大学」を目指しています。今、地域が抱えている課題は、世界共通の課題。少子高齢化、過疎化などの課題は、これから世界各地で起きうることです。そういった事態にどのように対応していくか。私たちが、この岩手県で先んじて教育プログラムとして取り組んできたことは世界に発信できるものであると自負しています。また岩手大学で学ぶ学生には、世界の状況を見てもらうためのサポートをしていきたい。世界の様々な場所で起きている出来事を体験することは、人生の大きな価値になると考えているからです。それこそ私たちが理想とする「グローカルな視点」です。 東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県。そこにある大学として、私たちは被災地学修を実施しています。入学後半年以内に、一度は被災地へ出向き、そこで何が起きたか、現状はどうかを学生一人ひとりに感じてもらうことを重視。その中で、震災からの復興という世界に共通する課題を解決するために、自分に何ができるか。そういう気持ちが学生に生教育の場を地域に広げることで、学生たちの実践力を育てていきます。まれることを期待しています。2016年4月からは農学部に新設した水産システム学コースが始動。釜石市の三陸水産研究センターも活用し20名の学生が学びはじめます。復興をどうやって継続的に支援していくか、そして、研究教育にどう活かしていくか。被災地にある大学に与えられた課題と考え、私たちは今後も積極的に取り組んでいきます。 どんどん複雑化が進む世の中に対応していくためには、実践力が必要となります。大学のみで大学生を教育することには、ある意味、限界が来ているのかもしれません。大学という枠を飛び越えて実践経験を積むために、外の人の力を借りて教育の幅を広げていく。それが「協創」ということ。大学と地域の企業などが力を合わせることで、学生と大学の能力をブラッシュアップすることができます。地域に必要な人材を、地域と一体となって作り上げていく。それがこれからの時代にふさわしい、新しい教育と考えています。私たちは新たな教育システムを通し、より高い適応力を備えた人材を育てていきたいと思います。岩手大学長 岩渕 明IWATE UNIVERSITY 20175

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