岡山大学 大学案内2018
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歯学部歯学科知を高め、心を研ぎ、腕を磨く6年学科紹介 初めに言っておかねばなりません。歯学部はとても忙しいところです。入学した当初はさほどでもありませんが、学年が進むにつれてそれを否応なしに実感することになります。岡山大学は総合大学ですので、そのうち他学部の友達もできます。いいことですね。しかしその時、自分との生活格差に唖然とするかも知れません。でもそれで、否、だからこそ歯学部がいいのです。 歯学部教育の基本は、未来の日本の、そして世界の歯科医療と歯科医学を担う人材を育てることです。こういった人材の多くは社会に直接貢献し、同時に責任を負います。歯科医療人として社会の求めに答えるには、豊かな教養と膨大な医学的知識、人を尊重し接する心、そして歯科医師に要求される技術をすべて身につけていなくてはなりません。しかも社会はどんどん変わり医療も進歩していきますから、卒業後も成長し続ける力が不可欠です。こういった力を身につけるための道が少々険しいのは当然ですよね。 もうお気づきでしょうか? 厳しい歯学部教育カリキュラムをクリアした時、あなたに残るものは何か? 単に歯科医師になる資格を得るだけではありません。あなたの人間としてのレベルは驚くほどアップしているはず。自分と闘うからこそ経験値が上がるのです。歯科医師免許を手にすることがゴールではありません。レベルアップしたあなたの人生が、そこから開けるのです。さあ、ともに進みましょう。 全国の大学歯学部には附属の病院が設置されており、岡山大学では岡山大学病院が歯学部の臨床教育の場となっています。岡山大学病院は、医学部の附属病院として140年余にわたる歴史と伝統を有している国内屈指の大学病院です。平成15年に医学部附属病院と歯学部附属病院とが統合され、現在では、教育、研究、および診療の分野で医科との連携が非常に強く、それが岡山大学歯学部の特徴のひとつです。 超高齢社会の日本において、健康長寿における歯科の役割が注目されています。歯科が全身の健康に貢献していくためには、医科との連携、また病院で働いておられる他職種の方々との連携が必要ですが、岡山大学歯学部はそれを学ぶ最適の条件を整えています。入学してから、まずは病院見学から始まり、安心してステップアップできる体制のもとで、知識、基礎的技能を習得した後で、5年次生の後半から6年次生の前半にかけて病院内で臨床実習が行われます。ここでは診療に関わっている教員全員がマンツーマンで指導し、診療に参加しながら実践能力を身に付けてもらうことを重視しています。また、ここは医療人としてのプロフェッショナリズムを実践する場でもあります。知識や技術だけでなく、患者の皆様に信頼される歯科医師になることを目指してもらいたいと思っています。 臨床実習を終え、卒業時に国家試験がありますが、その後の卒後研修体制も岡山大学病院は大変充実しており、多くの学生がそのまま大学に残って研修しています。さらにその後も、研究および高度な医療を勉強できる機会もあります。 私たちは生涯にわたって、岡山大学歯学部に入学した皆様のそばにいます。 岡山大学歯学部を卒業後、大学院で博士の学位を取得し、障害によって“安全に食べる”ことができない高齢者や小児に対する摂食嚥下リハビリテーションを学びました。岡山大学歯学部では、摂食嚥下の障害など、超高齢社会の今、新たに歯科医師に求められている分野に力を入れています。また多職種との連携も活発で、チーム医療の一員として働いています。歯科医師として、一緒に患者さんの健康や食べる楽しみを支えていきましょう。 岡山大学歯学部を卒業し、大学院で基礎研究や公衆衛生について学び、博士の学位を取得し、現職に至りました。 近年、社会が求める歯科医師像は、診療室での治療だけでなく、在宅、入院患者へのサポート、摂食嚥下といったように多様化しています。 岡山大学歯学部では、医歯薬保の総合病院で学ぶことで、医療にかかわる多職種や異分野との交流を通して、医療を幅広く学ぶことができます。 時代の求める歯科医師を目指して学んでいきましょう。岡山大学病院歯科系代表副病院長宮脇 卓也歯学科 平成23年度卒業岡山大学病院スペシャルニーズ歯科センター医員 田尻 絢子歯学科 平成23年度卒業岡山大学病院 予防歯科助教 片岡 広太

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