大阪大学 大学案内2017
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特集教育システム教育環境インフォメーション学部紹介医学部(医学科)よくある質問?!医学部医学科にしかないものってなんですか?附属病院に開設した未来医療センターをはじめ、難病克服を目指す研究体制・設備は他大学にはないものです。QA■Topics国立台湾大学との学生合同研究発表会(2015年3月、台北)細胞内に侵入した病原性細菌(黒い球)を包み込むオートファジーの装置(矢印)。ハートシート 教育の国際化は医学教育の重点テーマの一つです。医学科では、英国、オランダ、台湾、マレーシア、タイの大学と交流協定を結び、学生間の相互交流を進めています。平成27年度には、20名の本学学生が海外での臨床実習に参加し、海外からはMedical Frontier Programにより15名の留学生を受け入れています。また、新カリキュラムでは医学英語を必須化し、卒業までに、英語でのプレゼンテーション、患者診察や病状説明など実践的な英語力の涵養を目指しています。 細胞が持つ物質分解システム・オートファジーは、細胞内部に現れる様々な有害なもの(壊れた小器官から、病原体まで)を包み込んで分解除去する働きを持ち、それによって健康が維持されていることがわかってきました。オートファジーが低下すると、発がん、アルツハイマー病、2型糖尿病、心不全、腎症、種々の炎症性疾患、感染症などを発症します。オートファジー研究で世界をリードする本学医学部は、オートファジーの制御によるそれらの疾患の制圧を目指しています。 大阪大学では骨格筋芽細胞シートによる心筋再生治療法の開発に15年間取り組み、2007年にFirst in manとして補助人工心臓下拡張型患者の世界初のLVAS離脱に成功しました。以後、これまで40例以上の重症心不全患者に移植し、本治療法が重症心不全の心機能や症状を安全に改善することを証明しました。技術移転のもとにテルモ社で治験も実施され、「ハートシート」として保険診療が可能となりました。国際交流積極的な国際交流と英語力の育成。オートファジー研究オートファジーの制御で様々な疾患の制圧をめざす。心筋再生治療法の開発「ハートシート」として保険診療が可能に。 本学部は、適塾の祖である緒方洪庵先生の精神を受け継ぎ、つねに日本のトップランナーとして医学・医療の発展と社会貢献に努めてきました。最先端の医学・医療を学ぶことはもとより、価値創造力やリーダーシップ、開拓精神の高い多様なグローバル素養など、全人的な医学・医療の能力を身につけ、社会に貢献してほしいと願っています。 私が6年目にして改めて感じるのは、大阪大学は『夢』のある大学ということです。社会活動に熱心な人、研究に没頭している人、部活・遊びに全力を注ぐ人、本当に多種多様な人で溢れ、いろいろな分野への道が開かれています。これは大阪大学という素晴らしい環境があるが故です。ぜひこの大学で共に学生生活を謳歌しましょう。皆さんのご入学を心待ちにしております。全人的な医学・医療の能力を磨こう。澤 芳樹大学院医学系研究科長・医学部長専門分野:心臓血管外科多種多様な人に溢れる、『夢』のある大学。末谷 悠人清風高校出身医学科6年生在学生からのメッセージ教授からのメッセージ33

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