大阪大学 大学案内2018
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特集教育システム教育環境インフォメーション学部紹介医学部(医学科)よくある質問?!医学部医学科にしかないものってなんですか?附属病院に開設した未来医療センターをはじめ、難病克服を目指す研究体制・設備は他大学にはないものです。QA■Topics関連する領域、学問分野との連携、融合を目指す多彩なプログラムの設置。細胞内に侵入した病原性細菌(黒い球)を包み込むオートファジーの装置(矢印)。がん組織のLAT1(大腸がん)。LAT1(茶色に染色)は、がん組織に存在し、写真上方の正常組織には存在しない。 細胞が持つ物質分解システム・オートファジーは、細胞内部に現れる様々な有害なもの(壊れた小器官から、病原体まで)を包み込んで分解除去し、健康の維持に寄与しています。オートファジーが低下すると、発がん、アルツハイマー病、脂肪肝、心不全、腎症、炎症性疾患、感染症などを発症します。2016年のノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典博士と共に本分野を切り拓いてきた研究者を教授として擁する本学医学部は、オートファジーセンターを世界で初めて設置し、オートファジーの制御によるそれらの疾患の制圧を目指しています。 近年、少子・超高齢社会が進み、医療ニーズに変革が起こっています。医療技術の高度化、内容の多様化に伴い、必要とされる医療人が多彩になっています。医学系研究科では、このような医療現場の変化に対応し、修士課程を改革しキャリアパスの明確なコースを複数設置しました。ゲノム医療に対応したバイオインフォマティクス、超高齢社会に対応できる医工連携、スポーツ医科学、臨床データ研究などの多様なプログラムを通し、グローバルな視野で次世代の医療ニーズを俯瞰できる卓越した医療人材の育成を行います。 大阪大学では、革新的ながん治療に向けて、基礎研究の成果を臨床へと繋げる多くの橋渡し研究が展開しています。難治性がんの治療を目指して、がん細胞の特徴を解明し、それを標的とした新たな機序で作用する治療薬を開発する研究が行われています。そのひとつが、がん細胞へのアミノ酸の供給を担うLAT1と呼ばれる膜タンパク質で、がん特異性が高く、がん細胞の生存に必須の分子です。これを体内で検出する診断技術とそれを抑える副作用の少ない抗がん剤の開発が進行しています。人材育成卓越した次世代グローバル医療人材の育成を目指して。オートファジー研究オートファジーの制御で様々な疾患の制圧を目指す。がん創薬研究基礎研究から橋渡しする薬剤開発。 医学の幅広い知識と最新の医療技術を身につけ1人でも多くの患者さんを救う医師になるための教育にとどまらず、生命科学の推進によって世界の医学界に貢献し、長く将来にわたって人類の健康と福祉に貢献できるような医学研究者を育成しています。その中で知的好奇心を大切にし、自らの能力を最大限に発揮してほしいと願っています。 大阪大学医学部では、学生の個性が多種多様であり、熱意の方向性も人により異なりますが、互いに高め合える仲間がたくさんいます。そして、何かをやりたいと思った時に、学生のやる気に対して、先生方も情熱をもって応えてくれます。また、日常の学生生活から海外留学などに関しても十分なサポート体制があるため、本学は学生を成長させてくれる最高の環境だと私は思います。人類の健康と福祉に貢献。金田 安史医学部長専門分野:遺伝子治療学成長させてくれる最高の環境。中渡瀬 智大阪府立三国丘高校 出身医学科6年生在学生からのメッセージ教授からのメッセージ33

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