京都大学 大学案内2019
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数千万度の超高温プラズマを発生させる京大独自の「ヘリオトロンJ」装置。あらゆる文明活動から自然現象に至るまで、すべての本質はエネルギーの変換・移送過程と捉えられます。当研究所では、生物細胞中のエネルギー移送から太陽光発電、恒星が燃えるエネルギーを地球上で実現する核融合まで、多角的なエネルギー研究を進めています。これらは人類社会の根幹を支えるエネルギーの諸問題に対峙し、今後の文明の維持・存続に挑む、重要かつ“おもろい”研究です。私自身はエネルギー問題を一挙に解決する可能性をもつ核融合(ガンダムの動力源!!)をめざし、1億度もの超高温プラズマが示す未知の物理現象を解明するための実験を京大の独自装置「ヘリオトロンJ」で行っています。世界中の研究者と共に“地上の太陽”の実現を夢見て、国際的に協力しながら、ときには競争しながら、日々奮闘しています。当研究所では、エイズや新型インフルエンザ、ヒトT細胞白血病、B型・C型肝炎などのウイルス感染症、高齢化社会に必要不可欠な再生医療、これらの研究を進めています。但し研究対象は“生命科学”と広く定義できるため、免疫学や神経発生学、細胞生物学やシステムバイオロジーなど、多様な領域の研究も行われています。研究環境もとても充実しており、マウスはもちろん、サルなどの霊長類を使った実験もしています。また、京大が誇る“自由の学風”を活かし、所属する研究者は国内外の専門家と自由にコミュニケーションをとって協力しあい、興味深い研究に取り組んでいます。私自身、アメリカへの留学や他大学を経て、母校の京大に研究者として戻ってこれたことが素直にうれしく、とても“おもろい”毎日を過ごしています。母校の京大に研究者として戻れ素直にうれしく思っています京大の独自装置「ヘリオトロンJ」を用いもはやSFではない“地上の太陽”の実現を大島 慎介 助教エネルギー理工学研究所三野 享史 助教ウイルス・再生医科学研究所0506007KYOTO UNIVERSITY GUIDE BOOK 2019

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