京都大学 大学案内2019
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「Scrisori din Cipangu / 日本からの手紙」というタイトルのとおり、すべて日本を舞台とした短編小説集のカバー。ホルカ講師をはじめとするルーマニア出身の14人が、ルーマニア語で書いています。異分野交流が刺激になってとても“おもろい”研究成果が続々と生れています化学研究所には90年以上の歴史と伝統があります。「化学」の名前こそついていますが、実は理学から工学、農学、薬学、医学、情報学まで、驚くほど幅広い分野の30研究室が集まっていて、とても“おもろい”異分野交流ができるのです。実際、年間を通じていろんなイベントがあり、異分野の研究者と話す機会はたくさんあります。もちろん分野がちがえば、まったく理解できないことも多々ありますが、私が取り組む原子レベルでの材料分析のヒントになることも少なくありません。そんな化学研究所では、国内や海外はもちろん、“所内”でも多くの共同研究が行われていて、“おもろい”研究成果が続々と生まれています。自由な“おしゃべり”を通じ人文学の面白さを追究するここは世界の文化交差点私が所属する人文研には、古代中国の甲骨文やガンダーラの石彫から、18世紀にヨーロッパで出版されたアベ・プレヴォ編『旅行記大全』や近代日本の地図まで、世界各地の宝物が収蔵されています。また、いろいろな専門家が世界の東西南北から集まってきていて、各々が興味深いと感じているテーマを研究しています。言語学、人類学、医学史、文字コード論、メディア・スタディーズ、デジタル・ヒュマニティーズ、他にもいろいろあって……さまざまな専門家が個人研究だけでなく、「共同研究」と呼ばれる自由な“おしゃべり”を通じて人文学の面白いところを追究し、その意義を世界の文化交差点、人文研から世界に発信しています。治田 充貴 先端ビームナノ科学センター 助教化学研究所 ホルカ・イリナ(HOLCA Irina) 講師人文科学研究所0304“おもろい”京大の研究者による知と自由への誘いInvitation to wisdom and freedom巻頭特集006KYOTO UNIVERSITY GUIDE BOOK 2019

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