京都大学 大学案内2019
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京都大学では平成20(2008)年に「たちばな賞」を創設、人文・社会科学または自然科学の各分野において、優れた研究成果を挙げた女性研究者(研究者部門・学生部門)を顕彰しています。その目的には後進の励みとなることが見据えられてあり、次代を担う優れた女性研究者の育成に結びつくことが期待されています。男女共同参画の啓発や交流の促進をめざし、京都大学では「Women and Wish フォーラム」をはじめとするシンポジウムやトークイベントなどを開催しています。〈女子高生〜車座フォーラム〉女子高校生をキャンパスに招いて語りあう「女子高生〜車座フォーラム〜京都大学を知ろう・研究者と語ろう」を開催。京都大学の研究者たちから、理系・文系それぞれにどんな研究分野があるのか、なぜ今の分野を選んだのか等々の話題を提供しています。あわせて大学卒業後の将来や子育てと研究の両立など、女子高生から寄せられる質問には、実体験に基づき回答しています。京都大学には大学院や医学部附属病院をふくめ、子育てに向きあう教職員や学生が少なくありません。そのサポートとして、次のような取り組みを行っています。〈病児保育室こもも〉病児の子どものための保育室「こもも」を医学部附属病院に設置しています。教職員・学生が利用しています。〈待機乳児の保育室〉自治体保育所への入所を待つ乳児のための保育室を男女共同参画推進センターに設置しています。保護者に代わってシッターが子どもを迎えに行く「おむかえ保育」も実施しています。全学共通科目のキャリア形成科目群と少人数教育科目群(ILASセミナー)に次の2科目を開講、学生たちに性差やジェンダーに関する正しい知識の提供と意識づけを行っています。●全学共通科目 人文・社会科学科目群「ジェンダー論」 担当教員/落合恵美子(文学研究科)●全学共通科目 ILASセミナー「ジェンダーとセクシュアリティ」 担当教員/田中雅一(人文科学研究所) 粟屋智就(医学研究科) 山内淳(生態学研究センター)シンポジウム・フォーラム保育へのサポート京都大学優秀女性研究者賞「たちばな賞」性差・ジェンダーに関する授業 / 平成30(2018)年度開講京都大学では男女共同参画の実現に向けてさまざまな取り組みをしています男女共同参画推進本部の設置について京都大学では平成18年に科学技術振興調整費「女性研究者支援モデル育成事業」に採択され、男女共同参画推進事業が本格的に開始されました。この事業をより一層発展させるため、平成26年度に「男女共同参画推進本部」および「男女共同参画推進センター」が設置され、支援の対象も女性研究者のみならず男性をふくむ教職員・学生に広がってきています。また、平成27年4月にはアクション・プラン(2015~2020年度)を公表しました。「女性リーダーの育成」、「家庭生活との両立支援」、「次世代育成支援」という3つの目標を設定し、本学における男女共同参画の進化に努めています。稲葉 カヨ 理事・副学長077KYOTO UNIVERSITY GUIDE BOOK 2019男女共同参画推進センター

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