京都大学 大学案内2019
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あらゆる産業や生活基盤に必要不可欠な科学技術を支える電気電子工学科高度情報化社会の進化にあわせ複雑なシステムの問題を解決していく情報学科人々の豊かな生活を支えつつ最先端科学技術の基盤を担う工業化学科◆概要/工学部では例年9割近くの学生が、学科の学びが直結する本学の工学研究科、エネルギー科学研究科、情報学研究科、いずれか大学院(修士課程)に進学します。その後も博士課程に進み、大学等の研究・教育職をめざす者も少なくありませんが、専門分野と密に関連する企業などの求めに応え、研究・開発・技術職に就くという進路も広がっています。◆取得可能な資格/在学中に所定の科目を修得することにより、測量士、建築士、電気主任技術者、無線従事者、危険物取扱者、ボイラー取扱主任者などの資格取得に向けた学科試験の全科目、または一部が免除されます(卒業後一定の実務期間を経ることで受験資格が得られる資格もあります)。進学(大学院)88%就職9.9%その他2.1%2017年度卒業生の状況電気電子工学は、現代社会のあらゆる産業や社会インフラに不可欠な科学技術を支えています。また、高性能で安全な情報通信ネットワーク、ナノテクノロジーによる新しい機能をもった素子や装置、人に優しい医療技術や正確・精緻な診断技術、エネルギーの生成と利用の高効率化など、21世紀の社会を豊かにするための課題についても重要な役割を担っています。こうしたニーズをふまえ、「電気電子工学科」では、幅広い領域におよぶ総合的な知識と高い専門性に加え、複眼的な視野や卓越した独創性、倫理観を備えた人材の育成をめざしています。そのためカリキュラムは綿密かつ入念に基礎を学習後、各自が志望にあわせて専門科目を選択履修するようになっており、これらを通じて最先端の科学技術を理解しながら、電気電子工学のさらなる発展が担える知識と技術を身につけていきます。社会の高度情報化が進み続けている今、情報システムも巨大化・複雑化する一方であり、工学の多様な専門分野に連なる数理モデルの解析が求められています。あわせて複雑なシステムを通じて得た膨大な情報の“かたまり”、ビッグデータの分析も必要とされています。それにはシステムの機能はもちろん、そこに流れる“情報”の本質を解明し、それに基づく効率的なデザインを進めるための思考が重要になってきます。これらをふまえ、「情報学科」では基礎から応用に至る総合的な教育・研究の実施に向けて、学生は1年次の終了時点で「数理工学コース」か「計算機科学コース」に選択所属。数学や物理を基礎とする数理的思考により、複雑なシステムの実際的な諸問題を解決し、計算機のハードウェア、システム・ソフトウェア、情報システム、これらを設計・活用できる人材をめざして学びます。化学はさまざまな物質が創出される反応とそのプロセス、および物質に機能を与える物性などを対象とする学問であり、人々の豊かな生活を支えると共に、最先端科学技術の基盤を担っています。これらを前提に「工業化学科」では、化学に関連する幅広い分野で活躍できる研究・開発・技術系人材の育成をめざした教育を行っています。具体的には、1年次では幅広く語学や人文社会科学の科目を履修しながら、化学や物理学、数学などの自然科学系基礎科目を学びます。2年次では前期から工業化学科の専門基礎科目を主に学びます。また、2年次後期には「創成化学」「工業基礎化学」「化学プロセス工学」3コースへの選択所属が行われ、3・4年次をふくむ専門教育をスタートします。4年次では所属する研究室での卒業研究を通じ、高度な専門知をもつ研究者・技術者としての土台を強固にしていきます。◆2年次での実習◆情報学科新入生宿泊研修◆工業化学科での最先端化学の研究Faculty of Engineering卒業後の進路063KYOTO UNIVERSITY GUIDE BOOK 2019工学部Faculty of Engineering

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