京都大学 大学案内2019
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地球の合理的な開発・保全と人類の持続可能な発展を支える地球工学科人間生活や環境のあらゆる面に深く関わるヒューマンな技術を学ぶ建築学科新技術の創造人材の養成に向けて学際で連なる5コースを設置する物理工学科6学科の紹介地球工学(Global Engineering)は、文明に必要な資源・エネルギーの技術体系、文明を支えるインフラ(社会基盤施設)の技術体系、人間・自然環境の均衡を維持する技術体系、これら3分野の他、それらの有機的な融合分野で構成されています。このように「地球工学科」が対象とする科学技術は多岐にわたりますが、「Think Globally and Act Locally」を理念に掲げ、地球全体の合理的な開発・保全と人類の持続可能な発展を支えることをめざしています。その教育は、多様な領域に広がる科学技術を総合的に理解するための見識を養うことを目的としています。また、より専門的な科学技術については、世界の最先端知にふれながら、高度な研究や実務が遂行できる能力を養っていきます。あわせてすべての授業を英語で受講する「国際コース」を設置、国際的技術者の育成につなげています。人間の生活環境を構成し、安全で健康にして快適な生活を発展させるよりどころとなる建築は、多様な技術を総合した創造的な努力によってつくりだされます。建築は人間生活のあらゆる面に深く密接に係わっており、ヒューマンな技術といえます。このような特色から、「建築学科」の教育は、自然科学、人文・社会科学の広い分野にまたがり、卒業後の進路も、建築設計及び施工に従事する建築家、建築構造技術者及び設備環境技術者、行政的な指導・監督にあたる建築行政担当者、大学・研究機関で新しい技術を開発する研究者、各種開発事業に携わるコンサルタントやプランナーなど実に多様です。したがって「建築学科」では自然科学だけでなく、人文・社会科学、さらには芸術にも深い関心をもつ学生もひとしく歓迎し、いずれもその才能を十分に伸ばせるような教育を行っています。この21世紀を起点とする次代に向けて、物理工学の分野には新たなシステムや材料、エネルギー源の開発などに加え、宇宙空間の利用といった課題の解決への期待が寄せられています。こうしたニーズに応えるための新技術を創造するには、基礎的学問を十二分に修得しておくことが必要です。そうした観点から「物理工学科」では、基礎を重視した教育・研究を進めています。あわせて機械システム学、材料科学、宇宙基礎工学、原子核工学、エネルギー応用工学の5コースが密に連携しあい、一体化した指導を行っています。さらに学生の多くが進む大学院・工学研究科には機械理工学、マイクロエンジニアリング、航空宇宙工学、原子核工学、材料工学の各専攻があり、エネルギー科学研究科と情報学研究科の各専攻や附属研究所等とも協力し、学際的な広がりをもつ基礎的研究と専門教育を行っています。自分のやりたいことを思う存分できる京大の工学部は能力を高めるのに最高の環境工学部の4年間を経て修士課程に進み、今は産業施設の火災安全に関する研究を行っています。修士課程への進学動機は専門的な知識を養い、火災安全設計や建築環境設計ができるようになりたいと思ったから。また、京大は「自由の学風」を掲げており、学部生の頃から多様な分野の講義が受講でき、かつ最先端の研究をされている教授のもとで専門性が磨けます。自分のやりたいことを思う存分できる京大の工学部。自身の能力を高めるのに最高の環境だと思います。ロボットを集団で協調させ動かすための理論構築などに意欲的に取り組んでいます工学部の授業で松野先生から多様なロボットのお話を聞いて以来、卒業後は松野先生の研究室でロボット工学を学ぶことを目標にしてきました。また、目標が明確に定まったことで学部の多様な勉強の意味が理解でき、学修意欲を高く保つことができました。現在は松野研究室の博士課程に属し、ロボットを集団で協調させて動かすための理論構築やロボット製作など、以前からモチベーションにしてきたテーマに取り組むことができており、大きな幸せを感じています。受験生の皆さんもぜひ、目標をもって日々の活動に取り組んで欲しいと思います。京都大学 大学院 工学研究科 博士課程 2回生早川 智洋さん京都大学 大学院 工学研究科 修士課程 2017年3月修了京都大学 工学部 物理工学科 2015年3月卒業愛知県 刈谷高等学校 出身京都大学 大学院 工学研究科 建築学専攻 修士課程 1回生市川 修暉さん京都大学 工学部 建築学科 2018年3月卒業福井県 高志高等学校 出身◆強風下の橋梁の空力振動に関する風洞実験◆設計演習講評会◆クリーンルームでの微細加工実験工学部卒業生からのメッセージ062KYOTO UNIVERSITY GUIDE BOOK 2019工学部Faculty of Engineering

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