京都大学 大学案内2019
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京都大学 工学部の特色自由な発想と独創性に基づく工学による社会貢献伸び幅のある思考力と実践力の養成京都大学の工学部は、学生が特定分野の専門知識を修得するだけでなく、幅広い視点から科学・技術の発展を見通し、新たなフィールドを開拓・創造していける人材を育てたいと考えています。そのため6学科すべてにおいて基礎教育を重視、伸び幅のある思考力と実践力が養えるようにしています。高度な専門科目への段階的な移行京都大学の工学部では概ね全学科が1年次から専門基礎科目を学び始め、2年次では同科目の履修が主になります。あわせて2年次から専門科目を学び始め、3年次では同科目の履修が主になります。こうして段階的に、学びを高度な専門科目に移行していくことで、強固な基礎を柔軟に応用するための知力・能力を着実に培います。柔軟な創造力を育む柔軟な学び工業化学科、物理工学科、電気電子工学科、情報学科、地球工学科、建築学科、それぞれが育成をめざす研究・開発・技術系人材には、柔軟な創造力が必要不可欠です。それを前提に各学科がカリキュラムに共通性や相互の融通性をもたせ、幅広く柔軟な学習ができるようにしています。あわせて必要に応じ、他学科や他学部の専門科目が履修できるようにもしています。卒業に向けた創造的な研究活動4年次で行う「特別研究(卒業研究)」では、担当教員の指導・助言を受けながら各自が定めたテーマに関する専門的な研究に取組み、その結果を学士論文にまとめます。この間、学生は各研究室に所属し、教員や大学院生を交えた議論を重ねつつ、創造的な研究活動を体感していきます。全学共通科目の履修に注力京都大学の工学部では1年次から2年次にかけて、教養教育を軸とする「全学共通科目」を主に学びます。この全学共通科目は、人文・社会科学科目群、自然科学科目群、外国語科目群、情報学科目群、健康・スポーツ科目群、キャリア形成科目群、統合科学科目群、少人数教育科目群、計8科目群に分類されています。こうした2年間により、高度な専門分野を学ぶための基礎を養うと共に、幅広い学問にふれることで豊かな教養を身につけ、人としての視野を広げていきます。高校生の頃に参加した京大オープンキャンパスの講演後、工業化学科の教授から「一緒に化学をやろう!!」と声をかけてもらったのが、工業化学科に入学するきっかけです。また、京大の工業化学科では、高校で教わるような化学の範囲にとどまらず、物理や生命科学に近い化学まで、とても広範な分野を扱っています。そのため多種多様な研究室の中から、自分のやりたいことにあった研究室を選ぶことができました。高齢化が進む現在、単に寿命を伸ばすだけではなく、“健康寿命”を伸ばすことが求められています。そんな状況をふまえ、今後は工学の強みである「モノづくりの力」を活用、エンジニアリングの立場から医療に貢献する研究をしていきたいです。1・2回生では専門科目の講義は思いのほか少なく、むしろ数学や物理の講義が多く、専門科目を理解する際に必要な理数系の基礎を学びました。その後、電気電子工学科では2回生の後期から専門科目が増えていき、3回生からはほとんどの講義が専門科目です。但し電気や電子に関することばかり勉強するのではなく、プログラミングや通信など、情報分野の授業も数多くあります。また、4回生で配属される研究室には、回路などの電気分野、半導体などの電子分野、情報分野の研究室もあります。このように幅広い知識が得られ、幅広い分野へ進める可能性がある京大の電気電子工学科。さまざまな考え方や知識をもつ人々にも出会え、視野がさらに広くなったと思います。“モノづくりの力”を活用しエンジニアリングの立場から医療に貢献していきたい多様な分野の知識を融合しかつてなく新しいデバイスを開発するのが目標です工学部 工業化学科 4回生畑谷 友亮さん大阪府 茨木高等学校 出身工学部 電気電子工学科 4回生宮﨑 大輔さん大阪府 北野高等学校 出身在学生からのメッセージ061KYOTO UNIVERSITY GUIDE BOOK 2019工学部Faculty of Engineering

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