京都大学 大学案内2019
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京都大学 医学部・人間健康科学科の特色臨床と研究の双方を視野に入れ最先端医療にふれつつ学ぶ最先端の看護科学を修めた看護師の養成「先端看護科学コース」では2年次後期から専門科目を履修、まずは基礎看護学などにより、独自の健康観や看護観を形成するための基礎的な考え方や理論を学びます。あわせて基礎看護学技術論と同演習、臨床基礎看護学と同技術演習、これらの科目から援助の知識や方法論を学びます。3年次では成人、精神、母性、小児、在宅、地域、各専門領域の学びを通じ、疾病をもつ人や状況に対するアセスメント等の専門知識、領域特性に応じた援助の方法論などを身につけます。4年次では在宅と地域を対象とする統合実習に取り組みます。あわせて志望する研究室に所属、教員による個別指導を受けつつ卒業研究(統合看護)を進めます。先端科学の知見をもつ理学療法士の養成「先端リハビリテーション科学コース」理学療法学講座では2年次後期に入門理学療法・作業療法などを学び、3年次前期から学ぶ専門科目の土台となる健康観や理学療法観の基礎的な考え方や理論を養います。あわせて臨床評価実習と臨床実習を3年次後期から4年次前期の間に行い、理学療法の現場を経験します。臨床実習の終了後は発展臨床実習と卒業研究に取り組み、リハビリテーションを先端科学の観点から捉え、臨床あるいは研究の場でリーダーシップを発揮できる理学療法士をめざします。未来の医療に対応する臨床検査技師の養成「総合医療科学コース」では2年次後期から総合基礎科目と総合専門科目を履修します。総合基礎科目では生命基礎医学、臨床医学、医療理工科学、各講座の学びを通じ、医学・医療の基盤となる知識と技術を身につけます。総合専門科目は学生個々が養いたい専門性にあわせて選択します。これらにより、医学・医療の基礎知識に高度な専門知識を重ね、先端医療技術の開発や近未来の医療ニーズに対応できる能力を身につけます。4年次からは研究室に所属、教員による個別指導を受けつつ卒業研究を進め、自ら見つけた課題を自ら解決する能力を養います。なお「総合医療科学コース」では所定の課程の修了により、臨床検査技師の国家試験受験資格が与えられます。先端科学の知見をもつ作業療法士の養成「先端リハビリテーション科学コース」作業療法学講座では2年次後期に入門理学療法・作業療法などを学び、3年次前期から学ぶ専門科目の土台となる健康観や作業療法観の基礎的な考え方や理論を養います。あわせて臨床評価実習と総合臨床実習を3年次後期から4年次前期の間に行い、作業療法の現場を経験します。総合臨床実習の終了後は先端作業療法学の履修と卒業研究に取り組み、リハビリテーションを先端科学の観点から捉え、臨床あるいは研究の場でリーダーシップを発揮できる作業療法士をめざします。人間健康科学科の検査技術科学専攻では臨床検査技師の育成だけでなく、最高学府としての立場から、医療に関する多様なアプローチの研究を行っています。そのため入学直後から各分野のエキスパートによる講義・実習で学びが深められ、かつ隣接する附属病院での実習を通じて技師の仕事を目の当たりにすることで、私たちの健康は多くの人々の力があってこそだと実感できます。このような3年間を経て、負担の少ない治療環境を提供したいと考えるようになり、今は難治性“がん”に効果のある薬の探索を行う研究室に所属しています。受験生の皆さん、望みを叶えるためには、たとえ険しい道程でも頑張って歩き続けてください。素晴らしい景色が待っていますから!!高校1年の春、クラシックバレエで腰をケガしたのですが、理学療法的なアプローチによるリハビリのおかげで舞台に復帰できました。その経験から理学療法の分野に興味をもち、人間健康科学科に進みました。今は高校時代の自分のように、ケガや障害に悩む多くの人々を臨床での支援や研究によって救う理学療法士をめざし、日々多くのことを学んでいます。また、京大では学部で多くを学ぶことができるのはもちろん、「自由の学風」のもとで部活やサークル、課外活動など、自分のしたいことに打ち込めます。学生ならではの体験を求め、社会人になる前の数年間を過ごすにふさわしい環境が、この京大にはあります。臨床検査技師の育成だけでなく医療への多様なアプローチによる研究を行っていますケガや障害に悩む多くの人々を臨床での支援や研究を通じて救う理学療法士をめざしています在学生からのメッセージ医学部 人間健康科学科 検査技術科学専攻 4回生武田 瑞穂さん広島県 安佐北高等学校 出身医学部 人間健康科学科 理学療法学専攻 2回生岡田 笙吾さん香川県 高松高等学校 出身人間健康科学科は2017年4月に組織を再編、「ビッグデータ医科学分野」を新たに設定しました。このビックデータ医科学は、ゲノム医療に基づく個別化医療に必要な新しい早期診断手法の研究開発を加速するために必須の分野です。但し日本では、この分野の研究開発や人材育成がこれまで進んでおらず、米国に大きく遅れをとっています。人間健康科学科では現在、バイオインフォマティクス、ビッグデータ科学、ゲノム医科学、医療情報学、医療統計学、これらに精通した指導者による体系的なカリキュラムが検討されています。そうした教育を受ける人材への注目度は高く、医療ビッグデータ解析や臨床ゲノム解析に基づく研究開発プロジェクトでの活躍をはじめ、日本や世界の最先端医療を牽引することが期待されています。新たな研究分野への展開053KYOTO UNIVERSITY GUIDE BOOK 2019医学部School of Human Health SciencesFaculty of Medicine

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