京都大学 大学案内2019
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京都大学 医学部・医学科の特色新医学領域の開拓と革新的医療の創成医師や医学研究者の養成医学科のカリキュラムは、医師や医学研究者を養成するための講義と実習などを基本とします。すべての授業が必須科目で、6年間の授業で、医学全般を学び、経験します。基礎医学では、生命科学ならびに医師に必要な解剖学・生理学・生化学・病理学・法医学などを学びます。社会健康医学では、個人に対する医療だけでない、社会全体に対する医学の応用を学びます。臨床医学は、すべての臨床医学の分野について、授業と臨床実習を通じて、基礎となる理論と実際の医療現場での活用を学びます。これらを通じて卒業認定後に、医師国家試験の受験資格が与えられます。また、MD-PhDコースなど、研究に専念することを希望する学生には、研究者になる種々の道が用意されています。学生個々の資質を最大限に伸長京都大学医学部医学科では、個々の学生の、医師、医学研究者としての資質を最大限に伸ばし、医療や医学研究の分野で活躍できる、すぐれたリーダーを養成することをめざしています。「医師」には専門知識の習得と同時に、その知識を論理的に使って問題を解決する能力や、病める患者さんと向き合って病気を治療する感性豊かな人間性および人間そのものに対する深い洞察力が必要とされます。また、何よりも、人々の健康を増進し、病めるものを救おうという強い情熱が必要です。一方で、病気の発生機序の解明、新しい診断法や治療法の開発などを目指す医学研究も重要です。また、医療制度が寄って立つ社会への深い理解も重要です。京都大学医学部医学科は、このような分野ですぐれた医療人を育成することをめざしています。「医学研究者」には、新しい知を開拓するための情熱と、卓越した能力が必要です。京都大学には、国際的にも卓抜した研究業績を有する指導者が集まっており、研究開発のできる人材を育成する環境が整えられています。医学研究者を育む「MD-PhDコース」京都大学医学部医学科には、基礎医学研究者を育成するための道として「MD-PhDコース」が用意されており、早期に研究の機会を得ることができます。本コースには、4年次終了時点で学部を休学して大学院博士課程へ進学、医学博士の学位を取得後、学部5年次へ復学するコース(学部挿入型)と、学部を卒業後2年以内に大学院博士課程へ進学、最短3年で医学博士の学位を取得するコース(卒後進学型)があります。「研究するなら京大!!」と考え、入学しました。実際、京大の医学科には自主的な活動を歓迎する雰囲気があり、入学早々に以前から興味のあった神経科学の研究室に通いました。当初は泳げないのに海に飛び込んだような状態でしたが、徐々に分子生物学の基本的な手技を修得し、論文も深く読めるようになり、研究室での議論についていけるようになりました。京大の医学科には通常の授業に加え、「習うより慣れよ」を自主的に実践できる環境があります。また、いろんな活動をしながら大学病院を見学したり、他学部の講義を聴講したり、サークル活動をしたり、すべて徒歩圏内で行えるのは京大の隠れた魅力です。この環境を活かし、専門性を深めつつ視野の広い人材になりたいと思います。幼少期、病弱だった私を救ってくださった京大出身の医師の方々に憧れ、自分も将来この手で人の命を救いたいと考え、京大の医学科に進学しました。また、京大の医学科では世界最先端の医療を研究・実践されている方から直に学ぶことができ、希望すれば海外の研究室に行くこともできます。医学は日々進歩し、10年前は不明だった知見が私たち学生の前にも現れています。もちろん内容は学年を増すごとに高度になり、苦悩することもありますが、学んだ知識がつながっていく“知”への喜びも感じています。今は現場での実践に向け、基礎医学を土台に日々臨床医学を学んでいます。今後も“知”への好奇心をもち続け、「自由の学風」を存分に活かし、日夜勉学に励んでいきます。挑戦が歓迎される環境です憧れの京都大学で最先端の医学を学んでいます医学部 医学科 4回生加藤 功一さん新潟県 長岡高等学校 出身医学部 医学科 4回生上田 未来人さん京都府 洛星高等学校 出身在学生からのメッセージ049KYOTO UNIVERSITY GUIDE BOOK 2019医学部Faculty of Medicine

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