京都大学 大学案内2019
4/108

地球社会の共存に 貢献しようとする 高い志をもつみなさんへ 京都大学には先達9名の方々に続きノーベル賞を受賞する人を育てることに“本気”で取り組む教員が何名もいます京都大学が国内はもちろん、アジアの大学で最多となる9名※ものノーベル賞受賞者を輩出してきたことは、誰もが知ることでしょう。その要因のひとつは“自由の学風”に基づく「対話を根幹とする自学自習」が促す創造精神の涵養にあるわけですが、それは“これまで”に限ったことではありません。“自由の学風”は今の京都大学にもしっかり息づいており、誰もが9名の先達と同様に、次のノーベル賞受賞者をめざすことができるのです。また、ノーベル賞を受賞する人を育てることに“本気”で取り組む教員が何名もいるのも京都大学ならではであり、それを“自身への期待”と受けとめる学生たちも決して少なくありません。※2018年4月1日現在本年で創立121年を迎える京都大学は、日本を代表する総合大学として10学部に加え充実した大学院や全国一を誇る研究所群を擁し、海外にも50以上の研究拠点を展開しています。また、「対話を根幹とする自学自習」によって創造の精神を涵養する世界最高水準の学びの場を提供しています。これまで累計で208,614名の卒業生を世に送り出し、多くの卒業生が学術分野のみならず、産業界、官界など様々な分野で活躍しています。みなさんが京都大学で学ぶことはなにものにもかえがたい経験となるはずです。京都は世界に誇る歴史と文化の都です。みなさんは千年以上続いた日本の文化や伝統を肌で感じつつ、それを革新していく姿勢を京都の地で学ぶことになります。古典から現代先端技術にいたるまで幅広い知識を身につけ、大局的にものを見、自由に発想できるようになるためには、旺盛な知識欲を満足させうる優れた教育環境と学んだことを我が物とする沈潜の時が必要です。現に各界で活躍する卒業生は、京都大学で学んだからこそ、学問を通じて、学問の源流や本来あるべき人間社会の姿というものに思いをはせつつ、確固たる人生の礎を築くことができたと異口同音に語っています。京都大学では、人文学、社会科学、自然科学の各分野で様々な独創的な研究がなされています。本学の研究の多様性とユニークさは群を抜いており、霊長類研究やiPS細胞研究などはその一端を示すものにすぎません。これらの先端的研究を担う研究者たちが、初年次教育から連携して参加し、全学体制で基礎・教養教育を行うのが京都大学の特色です。みなさんは、1年生からの少人数ゼミ「ILASセミナー」などを通じて、独創的な研究を行っている研究者から最先端の研究の手ほどきを受けることになります。人間は地球上の小さな存在ながら、その行いが地球全体の様相を変える可能性を秘めた存在です。その可能性と責任を胸に、将来世界を舞台に活躍するリーダーとして地球社会の調和と共存に貢献しようという高い志を持つみなさん。自由で知的刺激にあふれた大学、京都大学はみなさんの未来の飛翔のための翼を整える大学でありたいと総長として願っています。ぜひ、京都大学でそのときを迎えてください。“おもろい”京大の研究者による知と自由への誘いInvitation to wisdom and freedom巻頭特集山極 壽一 京都大学 総長01002KYOTO UNIVERSITY GUIDE BOOK 2019

元のページ  ../index.html#4

このブックを見る