京都大学 大学案内2019
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法学部Faculty of Law法学部が望む学生像法学部では、世界・国家・社会のさまざまな問題に対する強い関心をもち、多方面にわたる学力、とりわけ社会科学に関する基礎的な学力を備え、論理的思考力に優れた学生を求めています。京都大学の法学部とは約38,000名の有為な人材を輩出法学部は明治32年(1899年)に法科大学として創設され、今日まで約38,000名の有為な人材を社会に輩出してきました。また、創設期の教授陣は自由な学問研究を尊重し、東京帝国大学とは異なる大学の在り方を模索しました。学生の自主的学修を奨励創設当初、必修化された演習(ゼミ)は今も重視されています。それは学びの選択肢に自由な余地を限りなく広げ、学生の自主的学習を奨励するという伝統となり、今も脈々と受け継がれています。法科大学院と公共政策大学院を設置京都大学の法学部は戦後の経済・社会の急激な変容、文化・科学の著しい進展に対応し、講座数および教員数を拡充してきました。あわせて平成4年(1992年)から研究・教育の国際化・学際化・高度化に対応するため、それまで学部に配置されていた講座を大学院に配置、大学院の教員が学部教育も担当しています。さらに平成16年(2004年)には法曹の養成を目的とした専門職大学院「法科大学院」を設置。平成18年(2006年)には経済学研究科と協力し、公共的な役割を担う高度専門職業人の養成を目的とした専門職大学院「公共政策大学院」を設置しました。国家や社会を見直す大局観を養成京都大学の法学部は国家や社会の在り方を見直すことに関わり、組織で指導的な役割を果たせる人材養成を目的としています。今日、世界も日本も大きな転換期を迎え、さまざまな問題を抱えています。こうした状況に向きあい、新しい制度を設計するためには、文化の多様性を尊重し、平和な社会の実現に貢献できる豊かな国際感覚を備え、法律や政治の仕組みに関する専門的な知識をもつと共に、社会全体を視野に入れ、知識を組み合せる構想力や大局観を養わなければなりません。京都大学の法学部は、こうした能力を備えた人材を育成するために、豊かな教養と法律学・政治学の専門知を提供しています。036KYOTO UNIVERSITY GUIDE BOOK 2019

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