京都大学 大学案内2019
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薬学は、人体に働きその機能の調節等を介して疾病の予防・治癒、健康の増進をもたらす「医薬品」の創製、生産、適正な使用を目標とする総合科学です。京都大学薬学部は、この薬学という学問の基礎体系を深化させ、創薬科学、医療薬学の教育・研究を通して薬学の進展と社会の発展に貢献することを目標としており、産官学における幅広い薬学関連分野でリーダーを輩出してきました。薬学科では、医療薬学に関係する幅広い分野において、将来、医療薬学研究者の国際的リーダーとして活躍することのできる人材、および高度な先端医療を担う薬剤師・医療従事者のリーダーとして社会に役立つ人材を育成しています。そのため、次のような人材を求めています。●高等学校等における学習・課外活動を通じ、十分な基礎学力とコミュニケーション能力を有していること。●自ら目的を設定し挑戦できる行動力があること。●先端医療・医療薬学に関心と興味を持ち、将来、医療薬学領域で世界をリードできる医療薬学研究者、および先端医療を担う薬剤師・医療従事者のリーダーを目指していること。特色入試においては、高等学校における学業活動、志望動機・入学後の学習設計、大学入試センター試験および英語能力試験、論文試験、面接試験によりこれらの点を評価し、入学者選抜を行います。一般入試においては、大学入試センター試験および個別学力検査により基礎学力を評価します。薬学部/薬学科京都大学工学部の教育の特徴は、京都大学の伝統である「自由の学風」の下で、「学問の基礎を重視する。」ところにあります。「自由の学風」とは、既成概念にとらわれず、物事の本質を自分の目でしっかりと見るということです。そこでは、学問に対する厳しさが要求され、それが、「学問の基礎を重視する。」ことにつながります。一般的には「工学部は応用を主体とする学部である。」と考えられています。「基礎を重視する。」と言いますと、やや異質な印象を持たれるかもしれません。しかし、京都大学工学部では、「基礎となる学理をしっかりと学んでおくことが、将来の幅広い応用展開や技術の発展を可能とするための必須条件である。」という理念の下に、この教育方針を採っています。このような方針の教育を受けてもらうために、次のような入学者を求めています。❶高等学校での学習内容をよく理解して、工学部での基礎学理の教育を受けるのに十分な能力を有している人。❷既成概念にとらわれず、自分自身の目でしっかりと確かめ、得られた情報や知識を整理統合し論理的に考察することによって、物事の本質を理解しようとする人。❸日本語・外国語を問わず、自らの意見や主張をわかりやすく発信する能力を身に着けるために必須の基礎的な言語能力とコミュニケーション能力を持った人。❹創造的に新しい世界を開拓しようとする意欲とバイタリティーに満ちた人。入学者選抜では、大学入試センター試験に加えて、数学・理科・英語・国語の基礎学力の評価に重点を置いて、個別学力検査および特色入試を実施し、上述の観点から多様な人材を評価・選抜しています。なお、特色入試では、上記の基礎学力に加えて、特筆すべき理系の能力を持つ人材を求めて、学科ごとに、入学を望む学生像に応じて、調査書、推薦書、顕著な活動実績の概要、学びの設計書、大学入試センター試験の成績、口頭試問の中から必要項目を選択・組み合わせて、人物を評価しています。〈地球工学科が望む学生像〉住みやすくて豊かな都市と地域、安全に暮らせる国土、資源・エネルギーを基礎とした持続的文明、環境に配慮した地球社会を築いていくために、広く社会に役立つ土木工学、資源工学、環境工学を学びたい人を求めています。社会に貢献するための科学技術を学びたい人、国際的に活躍したい人、官・民・学の広い範囲から就職先を考えたい人に最適な学科です。地球工学科での専門教育を受ける上で十分な基礎学力と思考力を備えた人を求めます。〈建築学科が望む学生像〉人間生活に密接に係わる建築は、多様な技術を総合した創造的な努力によってつくりだされます。このため、自然科学だけでなく、人文科学、社会科学、さらには芸術にも深い関心をもつ学生を歓迎し、その才能を伸ばす教育を行います。建築家、建築技術者、研究者、建築・都市行政の担当者、各種事業に携わるプランナーなどを目指す人を望みます。〈物理工学科が望む学生像〉次世代の画期的な機械システム、新材料、エネルギーシステムを開発すること、宇宙空間への活動の場を拡げていくことに強い関心を持ち、これらの課題の実現に向け、古典物理学から近代物理学に到る幅広い物理学を基礎とした工学を学ぶ意欲を持つ人を求めます。物理工学科での専門教育を受ける上で十分な基礎学力と思考力を備えた人を求めます。〈電気電子工学科が望む学生像〉自然現象や科学技術、その人間生活との関わりなどに対して広い関心と旺盛な探究心をもつとともに、電気電子工学関連の学術分野へ強い興味を有し、専門教育を受けるのに十分な基礎学力と論理的思考力を備えた創造性豊かな入学者を求めます。〈情報学科が望む学生像〉高度情報社会における幅広い問題を情報学の知識と数理的思考により解決することに強い関心を持つ人を求めます。数学、物理学をはじめとする理科系科目に関する十分な基礎学力と論理的思考力に加えて、情報学が関係する人文・社会科学を含めた諸学問に対する興味を持つ人を求めます。〈工業化学科が望む学生像〉化学および化学に関連する工学のすばらしさを理解し、学習する志と意欲をもち、既成概念にとらわれずに物事を論理的に考え、さらに自ら問題を解決しようとする人を求めます。したがって、高等学校での学習内容をよく理解し、工業化学科での専門教育を受ける上で十分な基礎学力と能力を有していることが望まれます。工学部京都大学医学部人間健康科学科は、1899(明治32)年に設置された京都帝国大学医科大学附属医院看護婦見習講習科に始まり幾多の変遷を経て、数多くの医学・医療従事者を輩出してきました。その歴史と伝統を基盤とし、21世紀の医学・医療の発展を担う「人間健康科学(Human Health Sciences)」の確立を目指しています。そこで、本学教育の基本理念のもと、自由の学風を継承し、人類の健康と福祉に貢献する高度医療専門職及び総合医療科学領域における世界トップレベルの独創的な学術研究をリードする人材の育成を使命とし、以下のような学生の入学を期待します。〈医学部人間健康科学科が望む学生像〉●未知へと挑戦する進取の気性に富む人●真理を追究する情熱を持ち、豊かな人間性と高い倫理観を備えている人●優れた知識と技能及び思考力・判断力・表現力を持ち、自学自習のマインドを持つ人●協調性に優れ、周囲の人間と良好なコミュニケーションをとることができる人●将来、高度医療専門職、総合医療科学領域において、国内外の独創的な学術研究をリードする意欲のある人数学と理科については、医学的、科学的な理解と、より高度な知識を学ぶために基礎となる学問であり、本学科では十分な理解が求められます。国語については、一般的に必要な基礎知識と論理的な考え方、表現力を身につけるため、また、英語については、国際的に通用する情報を確実に得てグローバルに活躍するためのコミュニケーション能力の涵養が重要となります。したがって、入学する学生は高等学校においてそれぞれの科目を幅広く学習していることを期待します。これらの学力を測るため、本学科では、数学・理科(物理・化学・生物のうちから2科目)・国語・英語の個別学力検査を実施するとともに、大学入試センター試験の点数を取り入れて、合格者を決定します。また、将来のビジョンが明確にあり、その分野への関心が非常に高い優れた人材を求めるため、特色入試を導入し、高等学校における取り組みや活動、大学入学後の学習設計に関する書類選考と、論文試験並びに面接試験及び大学入試センター試験により、合格者を決定します。医学部/人間健康科学科農学は、生物学のみならず、化学、物理学、社会科学等の多様な基礎知識を必要とするいろいろな学問分野から成り立っています。21世紀の重要課題である「生命・食料・環境」に関わる様々なかつ複合的な問題に立ち向かっていくためには、特定の専門に偏らない広い視野に立った総合的な取り組みが必要です。本学部は、それぞれの分野に共通する基礎的科目を系統的に教育するとともに、学科ごとに異なる高度な専門教育を実施することにより、広い視野と高度な専門知識を持った多様で優れた人材を養成することを目的としています。したがって、各学科が対象とする様々な課題に果敢に挑戦する意欲を持ち、応用力と適応力をもって、それぞれの専門教育に必要な学力を有する学生を求めています。その学力を測るため、一般入試では全学科共通で大学入試センター試験の得点に加え、国語・数学・理科(物理、化学、生物、地学から2科目)・外国語(英、独、仏、中から1科目)の個別学力検査を実施して入学者選抜を行っています。また、各学科の示す人材を求めるために特色入試も行い、調査書、学業活動報告書、学びの設計書、大学入試センター試験の成績のほか、英語能力検定試験、小論文、口頭試問、面接試験を学科ごとに組み合わせて合否判定を行っています。●資源生物科学科 農業、畜産業および水産業が抱える諸問題や生物学的諸現象に広く関心を持ち、勉学意欲に富み、問題に対して幅広い視点から論理的に解決案を見いだし得る人材を求めます。したがって、英語などの基礎科目について十分な素養を備えているとともに、とりわけ生物をはじめとする理科の科目に関して十分な学力を有していることが望まれます。このような学生を選抜するために、一般入試を行うとともに、明確な問題意識とそれを解決しようとする極めて高い意欲のある人を特色入試で選抜します。●応用生命科学科 生命科学、食料生産、環境保全に強い関心を持ち、生命現象や生物の機能を化学的な視点によって解明・活用することに興味がある人を求めます。また、自分の考えをもつとともに異なる意見にも耳を傾けることができ、自分の考えをまわりのひとに的確に伝えることができる人が望まれます。その選抜にあたっては、筆記試験による一般入試の他に、未知の領域に好奇心をもって挑戦できる人材を選考する目的で特色入試を行います。●地域環境工学科 一般入試では、農業・農村問題や環境問題、人類への食料供給問題に強い関心をもち、これらの問題解決に向けた物理学・数学を基礎とした工学的・技術的な方法論に関し勉学を志す人を求めます。ただし、農業生産と密接な関係があることから、生物学や生命科学などにも強い関心を持つ学生が望まれます。特色入試では、食料・環境・農業などの分野において、高度な専門知識と工学的問題解決能力を持って社会のリーダーとなるべき人材を求めます。特色入試において、具体的には大学入試センター試験による基礎学力とともに、小論文試験により問題解決能力、論理的思考力について、面接試験により意欲、適性及び識見について評価します。●食料・環境経済学科 一般入試では、食料、環境、農林水産業等において生ずる様々な社会・経済問題に対して強い関心を持ち、幅広い観点から自身の力で論理的・実証的に問題の解決に向かって努力する人材を求めます。理科系科目に興味を持ちつつ、経済学を基本としながらも、経営学、社会学、歴史学など人文・社会科学を積極的に勉学したい学生を望みます。特色入試では、一般入試によっては把握できない能力を有し、将来、高度な専門知識を持ち、食料、環境、農林水産分野の発展を主導できる可能性のある人材を求めます。●森林科学科  身近な生活空間から地球規模の環境問題までを視野に入れて、森林生態系の保全と活用、森林由来の生物資源の利用、森林と人間の共生などの課題に積極的にチャレンジする人材を求めます。一般選抜においては、応用力、適応力、科学的解析力などをバランスよく兼ね備えた人材を重視します。特色入試では、森林科学の立場から社会に貢献するための高度な専門知識と問題解決能力を習得する強い意欲と能力のある人材を望みます。●食品生物科学科 食の観点から、「生命・食料・環境」に関わる課題を包括的に取り組み、科学的に解決する人材を求めています。具体的には、食に関わる幅広い問題に関心を持つとともに、生化学、有機化学、物理化学および分子生物学を基盤とする生命科学はもとより、人と社会に関わる哲学、経済学など人文・社会科学の基礎科目を学ぶ意欲を持ち、これらの学問的背景のもとに、本学科の学理を修得し、将来、産・官・学の各分野において、食品生産工学、食品生命科学および食品健康科学に関わる創造的な研究ならびに開発・生産活動を、高い倫理性とリーダーシップを持って実行できる人材を求めています。その選抜にあたっては、筆記試験による一般入試の他に、国際的に活躍できる人材を選考する目的で、口頭試問による特色入試を行います。農学部薬学は、人体に働きその機能の調節等を介して疾病の予防・治癒、健康の増進をもたらす「医薬品」の創製、生産、適正な使用を目標とする総合科学です。京都大学薬学部は、この薬学という学問の基礎体系を深化させ、創薬科学、医療薬学の教育・研究を通して薬学の進展と社会の発展に貢献することを目標としており、産官学における幅広い薬学関連分野でリーダーを輩出してきました。薬科学科では、創薬に関係する幅広い分野において、将来、リーダーとして国際的に活躍することのできる人材を育成しています。そのため、次のような人材を求めています。●高等学校等における学習・課外活動を通じ、十分な基礎学力とコミュニケーション能力を有していること。●自ら目的を設定し挑戦できる行動力があること。●創薬に関心と興味を持ち、将来創薬領域で世界をリードできる薬学研究者を目指していること。特色入試においては、高等学校における学業活動、志望動機・入学後の学習設計、大学入試センター試験および英語能力試験、論文試験、面接試験によりこれらの点を評価し、入学者選抜を行います。一般入試においては、大学入試センター試験および個別学力検査により基礎学力を評価します。薬学部/薬科学科023KYOTO UNIVERSITY GUIDE BOOK 2019

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