京都大学 大学案内2019
12/108

フィールドは東南アジアをはじめ世界の諸地域に広がっています当研究所には50年以上の歴史があり、標榜する東南アジアだけでなく、世界諸地域の農業、生態、経済、政治、歴史、医療などについて、分野の垣根をこえた自由闊達な議論をしています。そんな当研究所の魅力は“人間”です。ベンガル語を自在に操りつつゴムテープで補強した靴を履き、ひとつの電池式髭剃り機を使い続けて40年という“フィールドワーカーの権化”のような人、プロの登山家でもないのにヒマラヤの未踏7千メートル峰を3つも初登頂した人、講演で歌謡曲(山口百恵)を流し続ける人、そんな“おもろい”人ばかりです。また、私自身は医師ですが、小学6年生の頃から憧れ続けたブータン王国をフィールドに、地域医療のシステムづくりをしており、現地での活動には学生も参加してくれます。皆さんも私たちと一緒に世界各地の現場を訪ね、現実の悩みや感動を共有したいと思いませんか? 来春の出会い、待ってます!!霊長類研究所は「ヒトとはなにか?」を科学する研究所「霊長類研究所ってなに?」。この質問にひとことで答えると「ヒトとはなにか?を科学する研究所」という上記の見出しになります。でも、よくわかんないですよね。実際、霊長研をひとことで説明するのは難しい。なぜなら霊長研には、フィールドに行く人、動物園に行く人、ラボにいる人、いろんな人がいます。また、生態・行動の調査・観察、化石の探索、脳や心理の解析、骨格の計測、細胞や遺伝子の操作、繁殖や感染症の制御など、目的も手法も異なる数多くの研究が同時進行しています。さらに京大なのに愛知にあったり、学生の3割強が留学生だったり、ヒトよりサルの数が多かったり、ネタは尽きません。そんな雑多で多様で自由な研究所。それが霊長研が誇る“おもろさ”です。どうです? 少し気になってきました? 詳しくは『霊長研』で検索!!京大は既存の枠にとらわれず新しい分野を切り拓く研究に最適な場に他なりません私が勤務する複合原子力科学研究所では、原子炉や加速器の最先端研究はもちろん、それらによって創出された放射線を用い、多様な研究をしています。その特色は医学、理学、工学、農学、エネルギー科学など、さまざまな研究室が協働する分野横断的な研究環境にあります。例えば私自身は不安定原子核から出てくる光、ガンマ線を使ってモノの中にある原子・分子の運動を調べているのですが、生物や電池、鉄鋼材料など、幅広い分野の専門家が身近にいるおかげで日々新しい着想が浮かんできます。そんな京大や複合原子力科学研究所は既存の枠にとらわれず、新しい分野を切り拓く研究に最適な場だと実感しています。坂本 龍太 准教授東南アジア地域研究研究所今村 公紀 助教霊長類研究所齋藤 真器名 助教複合原子力科学研究所121314“おもろい”京大の研究者による知と自由への誘いInvitation to wisdom and freedom巻頭特集010KYOTO UNIVERSITY GUIDE BOOK 2019

元のページ  ../index.html#12

このブックを見る