駒澤大学 大学案内2018
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医学物理教育コースの始動平成28年2月に医学物理士認定機構より授与された認定書 平成28年4月より医療健康科学部の大学院修士課程では『医学物理教育コース』が認定されました。これは医学物理学の専門家である医学物理士を養成するための教育コースで、日本医学放射線学会ならびに日本医学物理学会が設立する医学物理士認定機構によって定められた講義基準・臨床基準の条件を満たした教育機関に与えられるものです。この認定医学物理教育コースの修了者は認定試験を受験する時に規定されている優遇措置が受けられます。 『医学物理士』とは放射線を用いて行う医療、なかでもがんに対する放射線治療が安全かつ適切におこなわれるよう、日本医学物理学会が定める専門家としての医療職です。現在、わが国では精度の高い放射線治療を行う施設において実際に治療を行う診療放射線技師に他に、治療機器の精度管理、放射線照射計画の検証などを専門とする医学物理士あるいは放射線治療品質管理士の必要性が高まっています。PET(ペット)検査って何だろう?QPET(Positron Emission Tomography:ポジトロン断層撮影法)とは、ポジトロン(陽電子)という放射線を出す物質(放射性同位元素)を、目的とする臓器や腫瘍などに集まる性質を持った特殊な医薬品と混ぜて、両方が混ぜ合わさった状態(標識)になったら注射などで体内に入れます(投与)。その後、体内に分布された放射線医薬品の状態をPETカメラという装置で計測して画像化します。人間の生体機能の「はたらき」を画像として見える化する検査法です。「がん」や「認知症」などに大変有効な検査です。なお、体内に入れた放射線の被ばく線量は、腹部X線CT検査1回分と同じくらい(約10mGy:ミリグレイ)で、投与した放射線も尿として排泄されるのと、時間経過とともに自然に消滅しますので安全な検査です。この様な放射性医薬品を用いた検査(核医学検査)も診療放射線技師の仕事です。A(診療放射線技術科学科:奥山 康男 教授)PET画像(→大腸がん)出典:日本メジフィジックスペット?ペットボトル?109

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