金沢美術工芸大学 大学案内2017
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工芸とは、「良き素材のもとで、作り手の豊かな感性と優れた技とを駆使して、私達の物質的欲求と精神的充足度の両面から、より豊かな生活をおくるために必要なものづくり」にほかなりません。精神性や、自己の個性的な表現を追求すれば、限りなく美術の世界に近づくでしょうし、機能性を追求していけば、デザインの世界に入っていくことも可能でしょう。現代の工芸の領域は益々広がっています。このことに配慮して、大学4年間の初期を「基礎と体験」ととらえて、工芸に限らず過去の美術やデザインの歴史を探り、現代の工芸のあるべき姿を模索します。造形の発想や基本的な表現方法を学び、さらに各素材の特徴を知りそれに伴って道具の使い方を修得します。次に中期を「素材と技術」の期間として陶磁、漆・木工、金工、染織のそれぞれの専門に分れて、素材と技術をより深めて自分の個性的な持ち味を実践します。後期には、「創造性」をキーワードとして、時代性をとらえ、各自の設定したテーマに従い独自の作品を制作します。伝統に学び、新しい世界を開く人材の育成を目指します。「跡」 鵜飼 康平H16 × W71 × D19cm木、漆、金箔、銀粉、錫粉、顔料「Night sky」 渡邉 美咲H125 × W42cm絹、銀箔、ホワイトゴールド箔、和紙「森に熔ける光」 河野 太郎H150 × W240 × D95cm青銅、真鍮「synergy 幾何学建物の小箱」 下川 歩実H6.5 × W5 × D5cm他全5点銅、真鍮、白銅、銀、ステンレス、ガラス「生きるということ ―“自己”という棺の中で―」 林 美后H180 × W40 × D30cm陶土、磁土、合板「サマータイム、午後7時の星」 小守 郁実H440 × W350 × D100cmポリエステル、分散染料、ナイロン糸「再生」 李 小筠 H5 × W4.5 × D3cm等全14点漆、木、麻布、綿、流木、貝、珊瑚、鉱石、植物、金、銀「器の皮膚」 佐藤 文(写真手前から)H6.5 × W28 × D15.5cm、H11 × W31 × D20cm、H8.5 × W23 × D20.5cm、H20.5 × W25 × D12.5cm 磁土

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