金沢美術工芸大学 大学案内2017
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ご挨拶開学70周年、さらなる未来を拓く美と知の創造拠点本年開学70周年を迎える金沢美術工芸大学は、これまで美術、デザイン、工芸、芸術学の分野において国内外で活躍する数多くの有為な人材を輩出し、我が国の芸術文化の創造とユネスコ創造都市金沢の発展に重要な一翼を担って来ました。公立大学法人としての本学は、本年度より第2期中期目標、中期計画を新たに掲げ、地域に根差し世界に開かれた大学として、未来社会を拓く個性豊かなクリエーターを育成する教育を実践し、国際的に展開する研究の推進を目指しています。北陸新幹線開通によって首都圏との交流が活発になっている金沢は、藩政時代より蓄積された歴史的文化遺産と現代美術館が発信する先端的な情報が織りなす綾によって、世界的にも稀有なコントラストのある文化環境が形成され、訪れる人々の注目を浴びています。本学で学ぶ学生は日常生活においてこの金沢の地ならではの文化を体感し、芸術に理解のある金沢市民とも深く交流して忘れ得ぬ学生時代を過ごしています。本学のすべての学生は専攻を問わず、美術、デザイン、工芸の全分野の実技を体験したうえで、さらに専門的な知識や技能を磨き卒業制作・論文へと学びの集大成を行います。その過程において全国的な公募展に挑戦し大賞などを受賞する学生も多く、本学では公募展の出品料支援のほかグループ展、個展の開催費支援を行うなど学生の自主的な発表活動を奨励しています。毎年度末に優秀な成果を得た学生にKANABIクリエイティブ賞を授与し顕彰を行っています。本学は地域や企業からの研究委託を受けて、アート・プロジェクトや商品開発を活発に行うことでも高い評価を受けており、学生の主体的学びの実践の場であると同時に研究成果の社会還元の機会として積極的な活動を続けています。また、フランス、ベルギー、スウェーデン、アメリカ、中国の協定大学との交換留学や学術交流を実施して、学生の視野の拡大や大学の研究水準の向上を図っています。このような学生の学びや創作活動の真の姿は、広報媒体のみを介して伝えることは容易ではありません。学生が日々の試行 錯誤の苦しみを経て自身の内なる創造力に出会い、オリジナリティーを具現化してゆくプロセスにおいて、人と協同して作り上げる喜びや他者への敬意を学び、人と人が真摯に研鑽することで生まれる創造のエネルギーに満ちている場が金沢美術工芸大学です。金沢美術工芸大学 学長 前田 昌彦

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