豊橋技術科学大学 大学案内2018
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しっかりと基礎を身につけ応用分野を極めてほしい教授の声伊津野 真一 教授Shinichi Itsuno持続可能な社会の実現に向けて、環境技術は今後ますますその重要性が高まっています。同時に、生物の持つ高度な機能の解明と、それを工学的に応用するための生命工学の進歩も注目されています。また、これらの分野の進展に欠かせないのが、物質化学技術の強力な推進です。環境・生命工学系は、主に、化学・生物学・物理学を学問的基盤として、環境技術、生命工学、物質化学分野へ貢献するという他に類を見ないユニークな学科(系)です。研究領域としては、物質化学コア、生命工学コア、環境技術コアを中心に研究活動を推進しています。基礎学問として、化学・生物・物理などをしっかりと身につけたうえで、それぞれの応用分野を極めることができます。Profile専門:有機反応化学、高分子反応化学、ペプチド配列設計トピックス生物の持つDNA配列を超高速かつ大量に解読できる次世代型シーケンサーは、長足の進歩を遂げています。このイルミナ社のMiSeqは、コンパクトなデスクトップ型でありながらも配列解読能力は非常に高く、一回の運転で最大15Gbの配列情報を得ることができます。このMiSeqの登場によって、例えば、環境中の微生物集団の多様性の解析、細胞中の遺伝子発現の網羅的解析など、従来の研究では非常に時間とコストのかかる解析も手軽に行うことができるようになっています。このように、次世代型シーケンサーは現在の生命科学研究の進展になくてはならない研究ツールになっています。デスクトップ型次世代型シーケンサー未来環境工学コース生態工学分野は、大気・水・人間圏に関する環境生態科学、社会生態工学、化学工学、環境工学等に関する広い知識を修得するとともに、実験・実習を通じて理解を深め、環境の維持・修復を実現できる技術を持った国際的にも活躍できる人材を養成します。人、技術、環境の調和を目指して未来へと輝く生態工学分野と先端環境技術分野主な研究分野●固体触媒を利用した環境浄化 ●メタン発酵プロセスの社会実装●シミュレーション技術の農業分野への応用 ●環境気象のモデル化●低環境負荷触媒技術の開発 ●都市大気・熱環境の調査・評価●バイオマス利活用技術 ●循環型社会を目指す技術・システムの評価2■ 生態工学分野先端環境技術分野は、先端エレクトロニクス応用技術、計測工学、材料工学、エネルギー工学等に関する広い知識を修得し、実験・実習を通じて理解を深め、環境リスク制御および環境負荷低減を実現できる技術を持った国際的にも活躍できる人材を養成します。主な研究分野●超高感度磁気センサによる非破壊検査 ●放電プラズマの生物学的応用●超高感度テラヘルツ光センサによる応用計測 ●多孔体の界面化学と分子吸着性制御●プラズマを用いる環境保全技術 ●高性能固体触媒反応システムの開発●高電界現象を利用した環境対策技術 ●燃焼・大気化学の反応解析●1分子DNAの制御と計測 ●無機機能材料の合成・構造解析■ 先端環境技術分野41

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