豊橋技術科学大学 大学案内2018
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情報処理のさらなる可能性に向けて教授の声情報処理技術は、スマートフォンなどの情報機器やインターネットなどの情報システムだけでなく、自動車や電力システムなどの関連分野も含め、社会や生活の隅々にまで浸透しています。情報・知能工学課程・専攻では、情報処理技術の基礎と応用、さらにはビッグデータ解析、高度計算機シミュレーション、ヒューマン情報処理といった最先端の研究分野まで幅広く学ぶことができます。情報処理技術に精通し、実践力・問題解決力を備え、リーダーシップのとれる学生を育てていきたいと思っています。Profile専門:知能ロボティクス、ロボットビジョン、人工知能ヒトや動物の視聴覚情報の処理や、それらの情報に基づく身体制御や言語活動の情報処理の仕組みを解明することを目的として、実際にヒトや動物の脳活動を記録・解析しています。写真は、ドライビングシミュレータで運転をシミュレートしているときの多チャンネル脳波記録の様子です。このような基礎的研究をもとに、脳波による心的内容の読み取りや、脳波による車の運転のような、ブレイン・マシン・インタフェースに関する研究も行っています。1 計算機数理科学分野 (Computer & Mathematical Sciences)●離散最適化の手法ならびにアルゴリズム全般、高信頼化・高速化・省電力化のための計算機アーキテクチャ、並列分散処理・組込みシステム、語学学習支援システムについて研究しています。●知能・生命をシステム科学的接近法により考究する人工知能および新たな知能情報システムの設計・開発のためのエージェント技術、群知能、複雑系情報科学、免疫生命情報学、バイオインテリジェンスの研究を行っています。●類似性の概念を積極的に活用した医薬品探索技術、薬物構造データマイニング技法の開発と知識発見、並列計算機と分子および量子シミュレーションに基づくバイオ・ナノマテリアル理論設計などの研究を行っています。2 データ情報学分野(Data Informatics)●インターネット上に日々爆発的に蓄積されるビッグデータを知的に処理するための基盤として機械学習を研究しています。●ビッグデータを基盤に未来を切り拓く技術である、音声・自然言語処理、 機械翻訳、および、テキスト・マルチメディアデータ・ゲノム等生命情報を対象とする検索やマイニング等に研究を展開しています。3 ヒューマン・ブレイン情報学分野 (Human & Brain Informatics)●ヒトや動物の認知行動について電気生理的測定や脳機能計測、心理物理実験を行い、脳と心と身体をつなぐ情報処理のしくみを視聴覚から社会的認知・コミュニケーションの問題にわたって解明します。●脳情報処理について計算理論研究やモデリング、シミュレーションを行い、情報工学的理解の深化とそれに基づく革新的技術の創出を行います。●実験と計算から得られた脳情報処理についての先端的知見を適用して、脳機械インタフェースや バーチャルリアリティなど、脳工学の高度化を行います。4 メディア・ロボット情報学分野 (Media Informatics & Robotics)●自ら環境を認識し行動する自律知能ロボット、人とロボットのコミュニケーション、社会的関係の形成に向けた社会的・関係論的ロボティクス等の、次世代ロボット技術を研究しています。●ユビキタスコミュニケーション社会を見据えた環境センシングと人の行動・認知モデルに基づく、産業活動/医療福祉/日常生活を支えるシステムの基盤・応用技術の研究を行っています。●画像や音声等のマルチメディアデータの先進的な解析・加工技術と伝送・表示技術に基づく、仮想と現実を融合させるヒューマンインタフェース技術の研究開発を行っています。トピックス画像情報メディア研究室では、画像や映像から物体の3次元形状を復元したり、撮影したカメラの位置・姿勢を計算するコンピュータビジョン技術の研究を行っています。さらに、これらの技術を応用して仮想ミュージアムのような現実世界の映像に仮想の物体を表示するシステムの構築を目指しています。■ 主な研究分野三浦 純 教授Jun Miura37

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