豊橋技術科学大学 大学案内2018
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大学で自ら学ぶ力をつけて、社会に貢献する技術者になってください教授の声飯田 明由 教授Akiyoshi Iida機械工学は、エネルギー機器やインフラ設備、輸送機器や家電製品などの製造・開発など幅広い分野に貢献できる学問分野です。本学では学部・大学院での研究教育を通じて、機械工学を専門的に学習することができます。研究開発では、失敗がつきものですが、自ら考え、解決することにより、未来を切り拓く力を身につけてください。今、世界は、国境、人種、宗教を超えて相互に強く結びついてきており、技術が社会に及ぼす影響もさらに大きくなって来ています。そのような世の中で真に社会に貢献できる技術者になるため、大学で精一杯勉強してください。Profile1988年豊橋技術科学大学修士卒、1997年学位取得(豊橋技術科学大学)、1989-2001年 日立製作所機械研究所、2001-2008年 工学院大学准教授、2008年から豊橋技術科学大学教授環境・エネルギーコース熱・流体力学、燃焼工学、エネルギー変換工学などの基礎と応用を学び、機械工学全般とエネルギーや環境分野で能力の高い人材を養成します。環境負荷低減を考慮したエネルギー有効利用技術1 環境エネルギー変換工学研究室燃焼現象を利用するエネルギー変換工学(例:炉内燃焼、エンジン燃焼、ロケット燃焼)に関わる研究開発、環境へ配慮した災害(火災)の抑制、新しい燃焼技術の創成に関わる幅広い研究を展開しています。2 環境熱工学研究室対流伝熱および噴霧流を中心とした基礎および応用研究、流れの可視化、熱および液滴性状の計測、熱や輸送量に関する数値シミュレーションなどを行います。3 自然エネルギー変換科学研究室乱流現象の解明と制御に関する基礎研究を核として、大気中の汚染物質や熱の拡散問題、輸送機器における空力騒音の低減に関する応用研究、自然エネルギー利用に関する研究を行います。4 省エネルギー工学研究室冷房・冷凍システムの高効率化による省エネルギーや環境にやさしい冷媒の利用に関する研究、潤滑油等の高性能浄化システムの開発による省資源・環境負荷低減に関する研究などを行います。4システム制御・ロボットコースロボティクス、システム工学、最適化、計測、メカトロニクス、信号処理の基礎と応用を学び、機械工学全般と、ロボットや制御などのメカトロ・システム工学分野で能力の高い人材を養成します。技術科学のデザイン力をシステム化で磨く1 ロボティクス・メカトロニクス研究室衝撃破壊現象の力学的機構、高速度ホログラフィ顕微鏡法等の光計測、非平衡気体力学や群知能、ならびに、各種移動(飛行、走行、歩行)ロボット、介護福祉ロボットなどのロボットシステムとその要素技術に関するメカトロニクスシステムを研究します。2 計測システム研究室計測、信号・画像処理および認識技術をもとにした、人の生体情報計測技術、工業製品の計測技術、システムの異常予測・診断、自動車の安全運転支援技術を研究します。3 システム制御研究室理論と実験の両輪を基本として、ロボティクスとオートメーション、人に優しい制振制御技術、機械と人間の共生・共存を目指したインテリジェント制御システムを研究します。4 システム工学研究室産業応用を指向した研究課題にシステム論的な視点で取り組んでいます。最適化手法等に基づく産業機械・ロボットシステムの提案と動作生成、サプライチェーンネットワークや製造プロセスの設計・計画における意思決定支援が主なテーマです。3トピックスボーイング787の機体には、すでに50wt%を超える比率のC-FRP材料が導入されていますが、軽量で高強度を特長とする炭素繊維強化複合材料C-FRPの、様々な構造体への適用に期待が高まっています。我が国では特に、産業規模の大きな自動車や工作機械産業分野において、運動特性の改善に対し、軽量化が大きく貢献できる部材への同材料の適用が効果的であると考えられています。ただし、これら部材への適用においては、摩擦摩耗や熱的劣化を防止する対策が同時に求められることから、C-FRP部材表面への軽量硬質保護膜創成技術の確立が喫緊の課題とされています。福本昌宏教授の研究室では、粒子積層による種々の厚膜創成技術の開発実績を有しており、昨今の取り組みにおいて、C-FRP基材への熱影響を抑制しつつ、高密着性、高品位なTi保護皮膜を有するC-FRP円筒構造体の創成に国内外に先駆けて成功しています。今後、確立した基本技術を基に、様々な実部材創成への適用拡大が期待されます。Ti被覆C-FRP円筒構造体を国内外に先駆けて創製29

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