立教大学 大学案内2017
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College of Sociology 社会学部 メディア社会学科未来をひらくメディアの光と影を知り、高度な意識とスキルで時代を分析・表現する力を養います。海辺で冷たいビールをグッと一口。こんな広告を目にしたことはないでしょうか。今、世界ではアルコール広告が暴力や依存症などのアルコール関連問題の要因になっているとして、規制が強まっています。それに対して日本の規制はゆるめ。海でビールを飲むような広告も頻繁に目にします。その狙いは、「海」という記号にビールを重ね合わせ、「さわやかなビール」というイメージを創り出すことにありますが、「酔って泳ぐことを助長する」という批判も出ています。広告のイメージは受け手によってさまざま。だからこそ規制が必要な面もあれば、表現の自由に配慮すべき面もあります。規制をいかに進めるか議論する前に、その広告が社会にどんな影響を及ぼしているのかを考える力が求められます。海でビールのCMはNG?広告表現をどうとらえるかコミュニケーションと社会─広告を通して考える─/是永 論教授テクノロジーの変化が社会や文化の変容に直結する時代。特にデジタルメディアの発達は人々のコミュニケーションに多大な影響を与え、写真・映像・音楽の技術基盤と表現を変化させ、新聞、テレビ、映画、広告など旧来のマスメディア産業にも新たな挑戦を求めています。しかし古いものは一方的に古びてゆくだけでしょうか。そうではありません。暮らしを支える制度や慣習、情緒や価値観は集合的な記憶や歴史と切り離せないからです。メディア社会学科の学びはコミュニケーションの理論やメディアの歴史、テクノロジーを受容する人々の意識と暮らし、ジャーナリズムの背骨となる言論・出版の自由と公共圏の思想などを広く含み、柔軟な知性とたくましい行動力をもった若い人材を育てます。専任教員の研究領域橋本 晃ジャーナリズム論、政治コミュニケーション黄ファン 盛ソン彬ビン メディア・文化研究、国際コミュニケーション論井手口彰典ポピュラー音楽、メディア文化論井川充雄メディア社会学、メディア史生井英考映像人類学、アメリカ研究木村忠正ネットワーク社会論、ネットコミュニケーション論、ソーシャルメディア論是永 論情報行動論、言説分析林リン 怡イーシェン オルタナティブ・メディア論、エスニック・メディア論長坂俊成リスクコミュニケーション論、災害情報論砂川浩慶メディア制度・政策論、放送ジャーナリズム和田伸一郎  デジタルメディア論、情報社会論池上 賢ポピュラーカルチャー、メディア・オーディエンス論岡田陽介政治心理学、政治参加研究、政治的記憶発信し、発言し、表現する〈メディアの時代〉ならではの新しい常識と行動力理論と実践、思考と行動、広い視野と深い理解をはぐくむ独自性あふれたカリキュラム高い研究水準を学生と教員がわかちあう知と感性の気づきと学び090

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