立教大学 大学案内2017
89/192

個人のライフスタイルからグローバル化まで─相互に関連する現代社会と文化を捉える4領域1年次の必修科目「社会学原論」「社会調査法」「基礎演習」に加え、現代文化学科では文化研究の基礎になる「文化の社会理論」を履修することができます。また、多様化する現代社会と文化の問題群に対応した4つの研究領域を設けています。この4領域は、それぞれ独自の問題群を構成していますが、相互に深く関連しているのが現代社会の特徴です。したがって、領域を横断した視野の広い学習も可能なカリキュラムとなっています。 現代社会や文化をフィールドワークによって読み解く●専門演習23年次の演習科目である専門演習2は、毎年10ゼミほどが開講されます。学生は自らの関心によってゼミを選択し、さらに自分でテーマを定め、1年間をかけて文献講読とフィールドワークを進めます。その成果は1冊のゼミ報告書としてまとめます。これは卒業論文に向けての一里塚のような位置付けになります。こんな授業がありますカリキュラムの特徴▶詳しくはWEBサイトへsocio.rikkyo.ac.jp/present/たとえば、ひとつの都市の中にたくさんのエスニック・コミュニティが存在し、それぞれ独自の文化様式をもっていること。マクドナルドに代表されるようなファストフードは世界中どこでも見られる一方で、それぞれの地域固有の食文化があること。速さや便利さを追い求める一方で、スローな生き方が共感を集めていること。これらの例が象徴するように、現代の文化の特徴は多様性にあるといえます。一方、さまざまな文化間における関係は良好なものだけではありません。異なる民族間の文化摩擦や、あるいは宗教衝突のような深刻な問題も発生しています。現代文化学科では、今日の多種多様な文化の特徴とこれらが生み出される状況を、現代社会の特質との関わりの中で捉えていきます。現代文化学科では、具体的にどのようなことを学ぶのですか。QA異なる民族や文化から多文化共生を考察●多文化の社会理論社会集団がどう境界づけられるかを民族境界論から検討し、世界の「移民」や「民族対立」などの事例について考えます。また、異なる文化や民族の間でいかなるコミュニケーションが可能なのか、「自文化/異文化」「自己/他者」という問題を含めて、社会学や人類学の複数の理論を理解しながら考察していきます。 持続可能な社会づくりの担い手を育てる●環境教育論まず、現代社会の課題としての持続可能性について考え、次に学校、地域、企業、行政、NPO/NGO、国際協力など環境教育の現場の取り組みを考えます。そして、こうした現場の取り組みを統合・総合化した「持続可能な開発のための教育(ESD)」の役割と可能性について考察を進めます。時代の鏡としての都市を捉える●都市社会論都市はさまざまな施設や機能が集積し、人々が集まり交流する場です。そして新しい文化を日々生み出す一方で、多くの問題を抱えている場でもあります。この授業ではこうした都市のあり方を、社会学の視点から捉えて分析する基本的な視座と方法を考えていきます。●文化の社会理論●都市文化論●グローバル社会論●環境社会論●ポピュラーカルチャー論●消費文化論●エスノグラフィー論その他の主な授業価値観が多様化し、それに応じて人それぞれのライフスタイルを形成しているのが現代社会の特徴です。消費生活、ポピュラーカルチャー、宗教などから、現代社会の実像に迫ります。価値とライフスタイル領域個人の生活から地球規模まで、環境問題はいろいろなレベルで捉えなければなりません。私たちの社会の持続可能性を環境社会学、環境教育などの観点から考えていきます。環境とエコロジー領域地球規模で人の交流や経済活動が広がっているだけではなく、グローバル化は地域社会のあり方も変えていきます。グローバル化の文脈の中で多様な文化のあり方を考えます。グローバル化とエスニシティ領域新しい文化を生み出し、多様な文化が接触し合い、さらに新しい文化を生み出す都市やコミュニティのダイナミズムを、都市社会学や都市政策などの観点から探っていきます。都市とコミュニティ領域社会学の中で私たちの生活に最も関係のある、人と人とのつながりについて学びたいと思ったのが入学のきっかけです。これまでに興味のあったエスニシティや、関連する分野を学ぶことができ、社会学だけでなく他学問の視点から物事を捉えることができるようになりました。また、課外活動型のフィールドワークも重要な科目で、実際に自分の目で事象を見て学びを進めると、自分のものになっていると実感でき、体験することがどれほど大事なのか改めてわかりました。阿部珠理先生の「文化の社会理論」は、文化が私たちの生活にどのように影響しているかを知り、現代の問題を自分たちの問題として考えていくことを目的とした授業で、先生の考えや経験などを交えた話も楽しくおすすめの講義です。今後は社会学の基礎をかため、学びを実践へと活かしていきたいです。フィールドワークで学びが身についていることを実感1年次 山岡玲奈/福岡県 西南学院高等学校上記以外にも多様な科目が展開されています。詳細はシラバス検索をご利用ください。立教シラバス検索社会学部現代文化学科089

元のページ 

page 89

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です