立教大学 大学案内2017
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College of Science 理学部生命理学科細胞と分子を出発点にさまざまな生命現象に迫り、未知の課題や新たな発見に応える力を身につけます。誰もがよく知る葉っぱ。しかし、植物の葉にも実は多くの謎が潜んでいます。まず、葉は細胞分裂によって成長しますが、植物ごとにおよそ一定の大きさになるとそれがストップする。当たり前のようですが、茎や根の先端部にある分裂組織が無限増殖できる能力を有しているのとは対照的です。また、葉の表裏についても、それを決定付ける多様な遺伝子が報告されており、それによる制御が上手くいかないと、あの扁平な葉は形成されません。私たちの研究室では、タンパク質の合成にあたって遺伝暗号を翻訳するリボソームがなぜか葉の表裏の制御に関わっていることを発見。仕組みを追究しています。誰もが知る身近な事象に焦点をあて、そこにある真理を探っていく。これも生命を扱う学問の醍醐味のひとつです。葉っぱの表と裏はどうやって決まるのか?葉の大きさ、表裏の制御/堀口吾朗准教授ヒトをはじめとしてさまざまな生物のゲノム配列が解読されている今日において、生命理学科では基礎をより大切にした生命へのアプローチをめざします。それは目先の応用を追い求めるのではなく、DNAやRNA、タンパク質といった分子科学に基づく理学として、「分子生物学」「生物化学」「分子細胞生物学」の3つの立場から多面的に捉え、生命現象を理解していくというものです。この理念を土台とし、先端的な生命研究を理解するために不可欠な基礎的知識の修得と、さまざまな実験技法の体得を、バランスよく学べるカリキュラムを実践しています。専任教員と研究テーマ◎分子生物学系関根靖彦バクテリア・植物の分子生物学後藤 聡細胞機能の分子生物学榊原恵子植物の分子生物学塩見大輔バクテリアの分子生物学・細胞生物学小田原真樹オルガネラの分子生物学◎生物化学系松山伸一生体膜の生物化学花井 亮分子生物物理学山田康之タンパク質の生物化学末次正幸DNA複製の生物化学赤沼元気タンパク質の生物化学◎分子細胞生物学系木下 勉動物発生生物学眞島恵介シグナル伝達の細胞生物化学岡 敏彦オルガネラの細胞生物学堀口吾朗植物発生生物学工藤光子植物科学、サイエンスコミュニケーション入学から卒業まで同じ教授陣が親身に指導多彩な実験に取り組み講義で学んだことを体得する約半数が大学院へ進学高度な研究が行える充実したスタッフと設備082

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