立教大学 大学案内2017
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College of Science 理学部化学科10年、20年先も通用する基本的原理を修得し、生活を豊かにする機能性分子の創出をめざします。人類にとって最も深刻な問題の一つであるエネルギー問題。その解決に大きく貢献する可能性をもつのが「金属錯体」です。あまり聞きなれないこの物質は、金属イオンに他のイオンや分子が結合したもの。たとえば植物の光合成で酸素を発生する役割を果たすなど、私たちの身近にも数多く存在しており、金属の種類や結合する分子によってさまざまな機能を発現するのが魅力です。では、太陽光をエネルギーにして、二酸化炭素と水から効率的に酸素とメタノールをつくり出す錯体を開発できたらどうでしょう。その酸素とメタノールで発電すれば、循環型のエネルギーシステムを確立することができます。物質の構造や性質を追究する化学の視点は、社会課題の解決においても重要な価値をもっているのです。循環型エネルギー社会に貢献する化学を目指す金属錯体/和田 亨准教授「化学」をさまざまな領域で役立たせるためには、物質を変換する反応や新しい化学現象の原理を理解することが不可欠です。化学科では、「なぜ?」を大切に、なぜこの反応が起きるのか?なぜその物質は特別な機能をもっているのか?といった疑問の化学的原因を探究する姿勢を研究・教育の理念としています。これらの疑問を解明するために必要な化学を基礎から学ぶことのできるカリキュラムを展開しています。そこには、暗記や詰め込みの化学はありません。「なぜ?」を感じて自ら考えること、それが立教大学で化学を学ぶ第一歩です。卒業後は、約40%の学生が大学院に進学し、その他の学生の多くは化学工業などの製造業や情報産業に就職しています。専任教員と専門分野◎反応解析化学グループ箕浦真生有機元素化学・物理有機化学常盤広明理論創薬学・分子設計望月祐志計算分子科学・プログラム開発山中正浩有機化学・計算化学◎構造解析化学グループHorn, Ernst★有機金属化学・X線結晶解析黒田智明天然物有機化学松下信之錯体化学・固体物性化学和田 亨錯体触媒化学田渕眞理ナノテクノロジー・ナノバイオ分析森本正和有機光化学◎物性解析化学グループ枝元一之表面物理化学・電子分光化学宮部寛志解析分離化学・分離機能化学大山秀子高分子物理化学・材料科学三井正明光物理化学・分子分光学上谷幸治郎コロイド界面化学・高分子ナノ材料鈴木 望分光分析化学・キラル化学★印は2017年3月退職予定教員のきめ細かな指導体制で自分の希望するテーマを研究少人数クラスで行う実験科目を1年次から配置多彩な選択科目から化学を取り巻く最新の話題を学べる080

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