立教大学 大学案内2017
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College of Science理学部数学科最古の学問を現代から未来へ。数学の先端の知識を深め、粘り強く考える力を養います。2、3、5、7、11……と続く素数は、自然数の中に不規則に出現する謎に満ちた数字。とはいえ、不規則でありながらその分布は「x/log x」という関数に非常に近いことがわかっています。実際の分布とこの関数との誤差を記述するのが「リーマンゼータ関数」であり、誤差を具体的に知ることは150年余にわたり未解決の数学最大の難問といわれています。ところが、実はこの関数と物理学の「分配関数」との間に、密接な共通点があることが、近年の研究でわかってきました。分配関数は、分子や電子といった微少な物質の動きから世の中のあらゆる現象を予測するために必要となる数式です。一見関わりのない関数の共通点を解き明かし、新たな考え方を生み出していく。数学者の挑戦はまだまだ続きます。異なる関数の共通点から謎に満ちた素数に迫る数学のある関数と、物理のある関数の共通点を探究/小森 靖准教授数学は古代ギリシア時代以来の長い歴史をもち、自然科学の諸分野とも密接に関係しながら発展してきた、最も基本的な学問です。数学科では、代数学・幾何学・解析学から数理物理学・計算機科学にわたる幅広い研究を土台とし、1~2年次で基礎をしっかりとかため、3年次で興味のある分野を研究していきます。また演習や少人数ゼミナールで、数学を学ぶ上で大切な粘り強く考える力を身につけます。本学科の学生数に対する教員数の比率は全国の私立大学数学科の中で最高水準を誇っており、重点科目には講義だけでなく演習をつけるなど内容がしっかりと身につく体制を整えています。専任教員と研究分野青木 昇整数論トーマス ガイサ数論幾何学神保道夫★数理物理学(量子可積分系)筧 三郎数理物理学(可積分系)長島 忍幾何情報処理野呂正行計算機代数杉山健一数論的トポロジー横山和弘計算機代数、代数的組合せ論小森 靖数理物理学、解析的数論西納武男幾何学(ミラー対称性)佐藤信哉関数解析学(作用素環論)山田裕二数理物理学(可解格子模型)真瀬真樹子代数幾何学柴田和樹可換環論、組合せ論★印は2017年3月退職予定アットホームな雰囲気の少人数クラスで数学をじっくり学べる純粋数学と情報科学、両分野を実践的に学び教員資格も取得可能学生数に対する教員数の比率の高さは全国トップレベル076

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