立教大学 大学案内2019
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古代ギリシア・ローマ世界を掘り下げて、論文を発表■演習G1、G2(古代地中海世界史)グローバルで史的なものの見方を身につける■演習G7、G8(東ユーラシア史)古くからさまざまな海外の文化・社会政治制度を受容してきた我々にとってかかわりのある過去は、当然日本の範囲に留まらず、その意義や重要性は広く世界に及んでいます。そこに我々が、世界のいろいろな歴史を学び、研究する意味があります。世界史学専修では、多彩な講師陣が世界の海域と大陸の歴史を講じるとともに、特にギリシア・ローマを中心とした古代地中海世界、西洋中世・ルネサンス史、東欧やイギリスを中心とした西洋近現代史、古代から現代までの海域アジアや中国などの専門家を揃え、学生とともに学び、研究しています。学生はまず1年次に世界の諸地域の歴史の基礎を勉強し、2年次から各自が選択した専門分野に分かれて、研究に必要な外国語、研究方法を習得し、研究史などを学習しつつ、個別テーマの研究を進めます。そして4年次に成果をまとめた卒業論文を提出することを目指します。近世日本の人々の暮らしをくまなく調査する■演習H5、H6(日本近世史)現代日本が育んできた都市社会のこれからの課題とは?■演習H9、H10(日本現代史)日本列島上の文化は、東アジアはもちろん地球的世界との交流の中で、時代とともに形づくられてきました。日本史は地球史の一環でありながら、一方で日本列島上の風土・習俗・知識は、文化として我々の心身に染み込んでいます。この世界の中で生きる私たちは、日本列島上に集積された時間、歴史を読み解き、新たな事実を発見し、謎を解き、知恵に変えていくことで、まず自らのアイデンティティを確認し、相対化しなければなりません。日本史学専修では、東アジア古代・中世・近世・近世近代移行期(幕末・維新期)・近代・現代という日本の各時代を網羅するスタッフを揃え、国際関係・天皇と身分・都市と村・女性史とジェンダーなど、歴史上の重要な諸テーマについて、時代を越えて考えます。歴史研究の本体である史料の読解を通じて分析力・構想力を養うとともに、歴史の舞台・現場に直接出向くフィールドワークに参加することもできます。歴史研究の楽しさに触れつつ学生の好奇心と探求力を刺激し、真の国際人を養成します。自然と人間のかかわりを実地調査で発見!■演習Ⅰ1、Ⅰ2(文化環境学)新旧の地図を見比べる町歩きから、驚きの事実が明らかになる■演習Ⅰ9、Ⅰ10(地域研究論)超域文化学専修では、広い意味での人類文化誌を学びます。人の移動や情報の交換、文化の変動もめまぐるしい現代社会。この時代にひとつの視点で社会や人間の全体像を見ることはできません。そこで、歴史学以外の方法も自在に取り入れて、新たな複数の観点から人間社会を理解することを目指します。複数の観点とは、「文化の基層部分に注目し、相対的な視点で、現代社会との関連を解明する」ものです。文化の基層部分とは、民族、慣習、社会制度、言語、技術などで、これらは、国家や社会組織ができる以前から存在し、現在でも人々の生活の多くの部分を特徴づけています。この基層部分への注目と相対的な視点の獲得こそ、私たちが生きている社会でさらに必要になっていく力です。さまざまな研究分野、研究対象との比較を心がけつつ、時代性と汎時代性、地域文化と汎地域、周囲を見渡せる知恵を獲得し、アクティブかつフレキシブルな人材を育成します。▶詳しくはWebサイトへ www.rikkyo.ac.jp/undergraduate/arts/department_07.html地中海世界とは、狭くは古代ギリシア・ローマ世界を指します。本授業では、受講者の関心に合わせて地中海世界に関する優れた英語・邦語の文献を精読し、古代地中海世界史を学ぶ基礎的技術・素養を身につけます。また随時、術語や歴史用語の調査を行い、その報告を通じてプレゼンテーション能力を養います。混沌とした世界情勢のなかに、いま私たちは投げ出されています。選択を迫られたときに、地球を俯瞰して人類の歩みを通観する思考力を持っていれば、よりよい一歩を踏み出せるでしょう。こうした力を鍛えていきます。近世の身分や地域社会に関する基礎的文献や、近世の村落や都市に関する史料を精読します。史料読解にあたっては、事前に用語や語句の意味を調べ、丁寧に現代語に訳した上で、その内容を検討します。こうして近世社会の特質に触れるとともに、卒業研究に向けた基礎的な能力を養います。戦後日本社会経済史・都市史を研究対象とし、日本現代史に関する基礎的文献や、高度成長期~1970年代に関する史料を順次読み進めます。秋学期には関連する研究書・論文などを読み、小レポートを提出。最後に研究成果を小論文にまとめ、ゼミ論集を作成します。世界のさまざまな自然と人間とのかかわり合いを、人間を主体とした文化・生態・環境を軸として捉え、地理学、生態人類学などのテキストとフィールドワークから理解します。秋学期には自らの調査によるデータを用いて分析を行い、考察して成果をまとめて発表し、学生同士で議論を行うことで研究方法の理解を深めます。風土に根ざした人々の生活や文化の変化を、新旧地形図や統計、文献、住民への聞きとり調査などから分析する理論とスキルを学びます。春学期には日本各地の都市や農村の約100年間の変貌を考察したテキストを丁寧に読み解きます。秋学期には古地図を片手に東京を歩き、江戸期からの都市の変化を体感します。文学部 史学科63

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