立教大学 大学案内2017
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古くからさまざまな海外の文化・社会政治制度を受容してきた我々にとって関わりのある過去は、当然日本の範囲に留まらず、その意義や重要性は広く世界に及んでいます。そこに我々が、世界のいろいろな歴史を学び、研究する意味があります。世界史学専修では、多彩な講師陣が世界の海域と大陸の歴史を講じるとともに、特にギリシア・ローマを中心とした古代地中海世界、西洋中世・ルネサンス史、イギリスを中心とした西洋近代史、二つの世界大戦を含む現代世界史、古代から現代までの海域アジアや中国などの専門家を揃え、学生とともに学び、研究しています。学生はまず1年次に世界の諸地域の歴史の基礎を勉強し、2年次から各自が選択した専門分野に分かれて、研究に必要な外国語、研究方法を習得し、研究史などを学習しつつ、個別テーマの研究を進めます。そして4年次に成果をまとめた卒業論文を提出することをめざします。日本列島上の文化は、東アジアはもちろん地球的世界との交流の中で、時代とともに形づくられてきました。日本史は地球史の一環でありながら、一方で日本列島上の風土・習俗・知識は、文化として我々の心身に染み込んでいます。この世界の中で生きる私たちは、日本列島上に集積された時間、歴史を読み解き、新たな事実を発見し、謎を解き、知恵に変えていくことで、まず自らのアイデンティティを確認し、相対化しなければなりません。日本史学専修では、東アジア古代・中世・近世・近代・現代という日本の各時代を網羅するスタッフを揃え、国際関係・天皇と身分・都市と村・女性史とジェンダーなど、歴史上の重要な諸テーマについて、時代を越えて考えます。歴史研究の本体である史料の読解を通じて分析力・構想力を養うとともに、歴史の舞台・現場に直接出向くフィールドワークに参加することもできます。歴史研究の楽しさに触れつつ学生の好奇心と探求力を刺激し、真の国際人を養成します。超域文化学専修では、広い意味での人類文化誌を学びます。人の移動や情報の交換、文化の変動もめまぐるしい現代社会。この時代にひとつの視点で社会や人間の全体像を見ることはできません。そこで、歴史学以外の方法も自在に取り入れて、新たな複数の観点から人間社会を理解することをめざします。複数の観点とは、「文化の基層部分に注目し、相対的な視点で、現代社会との関連を解明する」ものです。文化の基層部分とは、民族、慣習、社会制度、言語、技術などで、これらは、国家や社会組織ができる以前から存在し、現在でも人々の生活の多くの部分を特徴づけています。この基層部分への注目と相対的な視点の獲得こそ、私たちが生きている社会でさらに必要になっていく力です。さまざまな研究分野、研究対象との比較を心がけつつ、時代性と汎時代性、地域文化と汎地域、周囲を見渡せる知恵を獲得し、アクティブかつフレキシブルな人材を育成します。古代地中海世界史を学ぶ基礎を習得●演習G1、G2(古代地中海世界史)地中海世界とは、狭くは古代ギリシア・ローマ世界をさします。本授業では、受講者の関心に合わせて地中海世界に関する優れた英語・邦語の文献を精読し、古代地中海世界史を学ぶ基礎的技術・素養を身につけます。また随時、術語や歴史用語の調査を行い、その報告を通じてプレゼンテーション能力を養います。近世史料の読解力と研究の基礎力を養う●演習H5、H6(日本近世史)近世の身分や地域社会に関する基礎的文献や、近世の村落や都市に関する史料を精読します。史料読解にあたっては、事前に用語や語句の意味を調べ、丁寧に現代語に訳した上で、その内容を検討します。こうして近世社会の特質に触れるとともに、卒業研究に向けた基礎的な能力を養います。人間と環境の関係を文化環境学的に研究●演習Ⅰ1、Ⅰ2(文化環境学)世界のさまざまな自然と人間との関わり合いを、人間を主体とした文化・生態・環境を軸として捉え、地理学、生態人類学などのテキストとフィールドワークから理解します。秋学期には自らの調査によるデータを用いて分析を行い、考察して成果をまとめて発表し、学生同士で議論を行うことで研究方法の理解を深めます。海域世界の交流拠点、港市の役割を学ぶ●演習G9、G10(海域アジア史)東西海洋交通の要衝となったインド洋やアジア海域の沿岸には、多くの港市が誕生しました。これらの港市において外来者と地元の人々、来訪者間でどのような交流がもたれ、広域ネットワークが形成されたのか比較検討します。日本現代史の基礎を学び、歴史認識を深める●演習H9、H10(日本現代史)戦後日本社会経済史・都市史を研究対象とし、日本現代史に関する基礎的文献や、高度成長期〜1970年代に関する史料を順次読み進めます。秋学期には関連する研究書・論文などを読み、小レポートを提出。最後に研究成果を小論文にまとめ、ゼミ論集を作成します。日本各地の風土や歴史を地図や統計から考察●演習Ⅰ9、Ⅰ10(地域研究論)風土に根ざした人々の生活や文化の変化を、新旧地形図や統計、文献、住民への聞きとり調査などから分析する理論とスキルを学びます。春学期には日本各地の都市や農村の約100年間の変貌を考察したテキストを丁寧に読み解きます。秋学期には古地図を片手に東京を歩き、江戸期からの都市の変化を体感します。文学部史学科053

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