立教大学 大学案内2017
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College of Arts 文学部文学科 文芸・思想専修名著や名作を精読し、現代の文芸・思想の様相に触れ、創作的かつ思想的な姿勢を身につけます。今日は何を食べよう、どの電車に乗ろう……日常生活は選択の連続です。しかし、それは用意された選択肢を選ばされている状態に過ぎないのではないでしょうか? では、何故その選択肢が目の前に差し出されているのか。そんな「何故」に思いを巡らせ、自ら答えを見いだす─それが思想です。思想を学ぶ近道の1つは、実は古典を読むこと。古典には時間や空間を超えて真理と認められた思考が記録され、現代まで受け継がれています。500年、1000年以上前に書かれた古典を読み解くには、現代という時代、そして選択的思考に慣れた日常生活から脱出しなければなりません。用意された選択肢の意味を考え、本来の自分に思いを致す。これこそが、思想を学ぶ理由といえるでしょう。時を超えた古典を読み日常の思考から脱出する日常生活の思想と本来の人間/佐々木一也教授創作や批評の実践を志す「文芸」と、生きることの意味や存在の根源について思索する「思想」は、一見別物のように感じられますが、文芸の実践には哲学的な思索の営為が必要であり、思想は神話や詩歌、小説などの素材により哲学的思索を深めています。文芸・思想専修はこの2つを連続する1つの学問領域と捉え、文芸と思想を横断しながら、古典から現代に至るさまざまな思想を学び、同時に自分の言葉を養い、伝える術を磨いていきます。ゼミナール形式のディベートや課題、学生同士の作品批評などを基本に、受信する心、発信する力を身につけます。担当教員の専門分野と演習テーマ林 文孝中国思想:中国古典をどう読むか林 みどり文化翻訳論、比較文化論:ラテンアメリカにみる文化接触の問題佐々木一也哲学(西洋思想)、現代思想論:ハイデガーの文明批判、解釈学的哲学、関係性の哲学、日本近代思想論大熊 玄哲学、現代思想青木純一★近現代日本文学批評、近代西欧哲学:文学と哲学から探る文化の未来の形、言語パフォーマンスの実践平田俊子★文芸創作論:詩と小説の実作のために福嶋亮大現代社会論、日本・東アジア圏文化論:文学とサブカルチャーの多面的分析小野正嗣文芸論:創作と批評、フランス語圏文学菅野聡美日本思想・政治文化論:日本文化の連続性と非連続性を考察する★印は2017年3月退職予定古今東西の文芸・思想分野の作品を深く正確に読む力を養う少人数の演習でプレゼンテーション能力を高め読解力や思索を深める膨大な作品に触れ、感受性を磨き、表現者をめざす048

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