立教大学 大学案内2017
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日本文学の全領域と日本語学を対象とした科目を開設日本文学専修の学生は、高校生活までの読書や国語という教科を通して日本の文学や言葉に対し興味・関心を抱き、それをさらに深く追究しようという希望をもって大学での研究に臨みます。本専修は、その希望に応えるため、古代から近現代に至る日本文学の全領域(芸能を含む)と日本語学を対象とした、多くの講義・演習を開設しています。1年次の基礎科目群から専門科目まで多彩な素材・テーマで日本文学と日本語を深く理解日本文学専修では、1年次で入門演習・研究法と、概説・文学史など基礎的な知識や調査・研究法を学びます。2年次からは、それらに加えて専門的な講義・演習を履修していきます。また1~3年次に履修できる研究小論文や3、4年次の論文演習など卒業論文の執筆へと導く科目も設置しています。日本の文学や言葉の世界は大変な広さと奥行きをもっており、教員はその中から可能な限り多様な素材・テーマを取り上げて学生の興味・関心を触発し、日本文学・日本語に対する理解が深められるよう配慮しています。こんな授業がありますカリキュラムの特徴▶詳しくはWEBサイトへwww.rikkyo.ac.jp/bun/gakka/literature/japanese.html中世後期の物語絵巻や絵本を読み解く●文学講義324(中世日本文学4)中世後期の室町期から近世期にかけて作られた、お伽草子や語り物の物語絵巻や絵本について、物語と絵画の関わりを中心に読み解きます。物語の形成と構造、表現の特色、絵画化の方法、画中詞の意義、絵解きとの関連などを多面的に考察し、絵は見るものではなく読むものであることを理解します。日本文学・日本語学の基礎的知識を習得●入門演習E1a 〜e、E2a 〜e古代から現代に至るさまざまな作品・資料を取り上げ、日本文学・日本語学の研究に必要な基礎的な知識や、文学作品を読み解く方法について、演習形式で学びます。各自が調査・分析を担当して、その結果を授業中に発表・討論しながら、発信・議論の能力を習得していきます。・昔話を江戸時代の絵本で読む・『古活字本伊曽保物語』を読む・『今昔物語集』を読む・近現代文学の基礎研究・作品分析入門・芥川賞受賞作品を読む・児童文学研究入門・『伊勢物語』を読む・『源氏物語』を読む演習テーマ●日本文学講読    ●漢文学講読    ●研究小論文その他の主な授業多彩な作品やテーマについて発表・討論する●演習日本古典文学、日本近代文学、日本語学、漢文(中国文学・思想)の各領域で構成される選択授業です。さまざまな作品・テーマについて研究発表と討論を行います。占領期の文学テキストに焦点を当て、GHQの検閲・統制下において、作家たちがどのような表現を模索したのかを考えます。演習E27(占領期の文学を読む)演習E3(源氏物語を読む)平安時代に書かれた長編物語、紫式部の『源氏物語』を、古注釈から現代注まで見渡しながら、深く読み解いていきます。芥川龍之介文学碑(両国)作家の生家跡や作品の舞台、歴史的事件の現場を肌で感じることも、文学や歴史の重要な勉強のひとつです。そこで日本文学専修では、専修単位やゼミ単位で文学・歴史散歩を実施しています。作家や作品、歴史的事件を身近に感じることで、受け止め方や解釈が変わることもあります。毎年入学時には、恒例の「新入生歓迎散歩」を実施し、日本文学への興味と学生間の友好を深めます。毎年恒例「新入生歓迎散歩」TOPICS本が好きという単純な理由で文学部を志望しました。大学での授業・研究を積み重ねていくうち、今まで興味がなく知ろうとしなかったことが、実は作品と密接に関連しており、読解していくうえで多角的な視野が重要だということがわかりました。独立した点として理解していたことが、時代や風俗などさまざまな角度から見ることによって、実は関連する線であり、ひいては面であることに気づかされたのです。演習では、作品に対する自分なりの読解を発表し、議論します。資料作りをとおして自分の読解を深め、発表で他者の意見を聞くことはとても参考になり、刺激になります。作品をただ受動的に読むのではなく、能動的に向き合っていくことのおもしろさに気づけました。今後は大学院に進み、幻想文学についての論文を学術雑誌に寄稿することが目標です。文学に、能動的に向き合うことのおもしろさを体感4年次 野作浩隆/埼玉県 獨協埼玉高等学校上記以外にも多様な科目が展開されています。詳細はシラバス検索をご利用ください。立教シラバス検索文学部文学科 日本文学専修047

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