立教大学 大学案内2017
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ドイツ文化をさまざまな切り口でとらえる多彩なカリキュラムドイツ文学専修は、ドイツ語、ドイツ文学はもちろん、ドイツ文化を国際関係と異文化比較の視点からとらえるところに特色があります。文学では、詩、戯曲、小説、メルヘン、児童文学、思想、文芸学、評論など、さまざまなジャンルの作品を体系的に学習できます。文化の領域では、ドイツ語の枠を越えた文化現象、国際関係や異文化における「ドイツ」を視野に入れ、美術、建築、映画、音楽、舞台芸術、マスカルチャー、テクノアートなどの表象文化、現代ドイツ論、中欧文化、日独比較文化などを学びます。また、ドイツ語学習では、ドイツ語圏で使われる教材と自主教材、ネイティヴ・スピーカーが担当する演習など、ドイツ語の実践的運用能力の習得をめざす、一貫したプログラムを編成しています。さらに、論述的ドイツ語での文章作成、メディアのドイツ語を中心とした情報収集能力の訓練、ドイツ語の言語学的理解を深めるドイツ語研究など、演習や講義のテーマは非常に多彩です。2年次までにドイツ語の基本を習得充実した留学支援で、より深く学ぶ多彩な専門科目を習得するためにも、2年次終わりまでにドイツ語の基本を集中的に学習します。「ドイツ語表現演習」とあわせて、ドイツの公的ドイツ語普及機関であるゲーテ・インスティトゥートのカリキュラムにも接続し、そのドイツ語検定資格の取得につながるよう配慮しています。さらに、テュービンゲン大学、ベルリンのフンボルト大学、ボン大学、フランクフルト大学、ケルン大学との学生交換協定によって、毎年ドイツへ留学生を派遣。文学部の「海外フィールドスタディ」として実施されるテュービンゲン大学夏季講習、ボーフム大学でのタンデム異文化交流講座をはじめ、春夏の休暇期間を利用した短期の研修留学や語学研修プログラムについても、助言や情報提供など、積極的にサポートしています。 「子ども時代」の登場●文学講義110(ドイツのメルヘン)「児童」や「子ども」のための「文学」というのは、日本でもドイツ語圏でも19世紀(後半)の発明です。「子どものための文学」の名のもとに、どのような「子ども」と「文学」が求められ、どのように「大人の文学」と区別された(されなかった)のかなどを具体例をもとに考えます。現地ドイツの大学で実践能力を養う●海外フィ−ルドスタディ(海外ASD)事前指導のあと、夏季休暇中の約4週間、ドイツのテュービンゲン大学で現地研修を行います。現地には各自研究テーマをもって臨み、さまざまなリサーチを行いながら言語表現能力、異文化対応能力、現地調査能力の基本を習得します。帰国後、レポート提出と事後指導を行います。こんな授業があります●入門演習     ●ドイツ語入門     ●ドイツ語基礎演習●ドイツ語表現演習  ●ドイツ文学・文化演習カリキュラムの特徴▶詳しくはWEBサイトへwww.rikkyo.ac.jp/bun/gakka/literature/german.htmlアウトサイダーからみるドイツ文化●文学講義116(ドイツのユダヤ系文化)最初に、ユダヤ人がどういう歴史をたどってきたか、また、ユダヤ教がどういう宗教であるのか、という問題について概観。19世紀になって「ユダヤ人解放」が行われ、ユダヤ人なしにはドイツ文化は考えられないという程度にまで進んだユダヤ人の社会進出について考察します。その他の主な授業ドイツ文学専修には、在校生によるサークル「ドイツ倶楽部」があり、「ドイツ文学会」の援助のもと、さまざまな活動を行っています。公開講演会や就職情報交換会、卒業記念パーティーなどでは企画・運営を担当。また、ドイツ文学専修に入学する学生のためにガイドブック『Zukunft!』を作成して配布し、相談も受けています。さらには、独自の企画としてドイツ映画鑑賞会や食文化研究会のほか、2009年にはベルリンの壁崩壊20周年記念展覧会を開催、2010年には日独修好150周年記念イベントなども手がけました。独自企画も多彩「ドイツ倶楽部」TOPICS学生レポートや教員論文など、1年間の成果を立教大学ドイツ文学論集『ASPEKT』に掲載。学生投票で優れたレポートを選び、アスペクト賞、ゲーテ賞、シラー賞など、数々の賞と記念品を授与しています。授与式は毎年6月末に在校生・卒業生を会員とする「ドイツ文学会」の総会で行われ、引き続いての懇親会でドイツ料理を試食します。総会は在校生、教員のほか、卒業生や保護者の方々も交えた懇親の場となっています。「ドイツ文学会」総会を毎年6月に開催TOPICSドイツ文学専修では、ドイツ語圏の言語や文化、社会などを幅広く学ぶことができます。たとえば、ドイツ語の言語教育では、ドイツ語のテキストを文法に忠実に正確な日本語に訳す力を養います。また、ドイツ人の先生による生きたドイツ語を体験しながら国際的な感覚を養う授業があり、さまざまな能力を身につけられます。2年次から始まるゼミでは、自 分がいったい何に関心があるのか考えながら、物事の本質を追求し、自らの言葉で伝えるという貴重な経験ができます。ドイツ語を通して、初めて理解できるものの考え方に出合い、それらの本質を知り、さらに日本とドイツを比較することで多角的な視野を得ていると感じています。ドイツ文学専修は、国際的な体験がしたい人や、ドイツ語圏に興味があって深く掘り下げて勉強したい人にぜひおすすめします。ドイツ語を通して物事の本質を追求し、視野を広げる2年次 小島成顕/千葉県 稲毛高等学校上記以外にも多様な科目が展開されています。詳細はシラバス検索をご利用ください。立教シラバス検索文学部文学科 ドイツ文学専修043

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