立教大学 大学案内2017
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College of Arts 文学部文学科 英米文学専修英語に熟達しつつ、地域を越えてグローバルに英語圏の文学・文化を探求します。かつて、アメリカで暮らす奴隷たちは、黒人霊歌と呼ばれる音楽を生み出しました。西洋の賛美歌に、黒人奴隷の労働歌を融合させたこの音楽は、「悲しみの歌」とも称され、希望の見えない現世の苦難を耐え忍びつつ、天上への解放に救いを見出すアフリカ系アメリカ人たちにとって、切実な心の拠り所となっていました。20世紀以降、この宗教歌は、ジャズやブルースと結びつき、私たちがゴスペルと呼んでいるところの大衆音楽ジャンルへと発展していきます。異国の言語・表象文化の歴史をたどることで、たとえば奴隷制を経験していない日本人が、他者である黒人奴隷の苦悩や悲しみの記憶をどこまで理解しうるのか、しえないのか―これは、私たちの知性と想像力の感度が試されることになる問題です。ゴスペルから「悲しみ」を想像できるか?アフリカ系アメリカ人の歌を読む/舌津智之教授専任教員と演習テーマCollins, Clive S.英語教育、創作藤巻 明ルネサンス期から現代までのイギリス詩後藤和彦アメリカ散文、特にアメリカ南部の文学と文化石川千暁アフリカ系アメリカ文学・文化 蒲池美鶴★シェイクスピアと現代イギリス演劇菊池清明中世英語英文学・英語史と現代英語の諸相 新田啓子人種と性からみるアメリカ文学と文化大西寿明20世紀イギリス小説澤入要仁アメリカ詩・比較文学Yates, Michael Heitkemperポストモダン文学、批評理論舌津智之アメリカのモダニズム文学─小説・詩・演劇★印は2017年3月退職予定英語の文学作品を教材に用い英語運用能力、自己表現能力、文章作成能力を向上させる文学、文化、言語など多様な科目を展開自由に履修計画を立てられるアフリカ、アジアも含む世界中の英語圏を対象に多彩な文化、文学を学ぶ英語を読み、書き、聞き、話す「英語力」を身につけることは英米文学専修の目的のひとつですが、もっと大切なのは「身につけた英語で何をするか」です。英米文学の学びは世界に開かれています。21世紀の世界がどうあるべきか、それに向かってどう努力すればよいかを真剣に探ります。最良の方法は他者に学ぶこと、先人の智慧に触れ、自分とは違う人たちの考えに接することです。異文化・異言語である英語に学び、人間の生き方や考えが感動的に表される詩・小説・演劇・映画作品などから最新のニュースまで、多くの表現に触れ、未来が求める新しい自分を創造していきます。040

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