立教大学 大学案内2017
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入門的科目群で複合的な学問を体験し、応用につながる自らの関心を見出す必修科目である1年次の「入門演習」と2年次の「キリスト教学基礎演習」では、キリスト教学で扱う聖書と歴史、神学と思想、アジアと日本、文化と芸術の各領域について概要を学びます。また、自らテーマを設定して、そのテーマを掘り下げるための資料収集、整理、分析、さらには論文作成についての基礎的な考え方や方法を学んでいきます。「キリスト教学入門講義」では、キリスト教学を学ぶための土台となる、聖書とキリスト教史についての基礎知識を習得します。専門的科目群で宗教を分析・理解し、自ら積極的に調査・研究する力を養う2年次から始まる「キリスト教学講義」は、キリスト教という現象を領域ごとに広くかつ多角的に学ぶ基礎的講義群と、各領域についての知識をより専門的に深めていく専門的講義群から構成されています。さらに、特定のテーマに関して自ら積極的に調査・研究していく「演習」、机上の知識を批判的に見直していく「フィールドワーク」、外国語文献を精読していく「中級講読」「原典講読」により、講義で得た知識を応用的に展開させていきます。本学科では、中学校の「宗教」「社会」、高等学校の「宗教」「地理歴史」「公民」の教員免許が取得できます。カリキュラムの特徴▶詳しくはWEBサイトへwww.rikkyo.ac.jp/bun/gakka/christ/index.html2000年以上にわたって世界の歴史や文化に大きな影響を与え続け、また影響を受けてきたキリスト教と、文化・社会の相互関係について研究します。「キリスト教と科学」「キリスト教と映画」「キリスト教と封建社会」など、あらゆる領域とキリスト教との関係がキリスト教学の対象です。キリスト教を学問研究の対象として学ぶことが目的ですので、学生に「信仰」の有無は一切問いません。「信仰を前提とせずに文化・社会現象を対象とするキリスト教学」とは、どういうものですか。QAキリスト教学に必要な基礎知識を習得●入門演習入門的教科書の目次などを例に、指定されたテーマについて各自で調査・考察・発表を行います。発表をもとにディスカッションし、公の場での意見交換の具体的手法や、キリスト教学の基礎的な知識を習得。また、キリスト教学の各研究領域の内容や意義を理解し、今後の研究への具体的なアプローチ方法を学びます。西洋キリスト教美術と他宗教の相互関係を会得●キリスト教学講義21西洋中世美術とキリスト教信仰は表裏一体の関係で捉えられ、その中で他宗教はしばしば敵対者でした。その一方で、キリスト教美術は他の宗教美術と密接に関わり発展したのも事実です。本授業では、西洋キリスト教美術とユダヤ教やイスラームなどの他宗教との相互関係について、理解を深めます。こんな授業がありますキリスト教の世界観の基礎思想を学ぶ●キリスト教学入門講義1旧約聖書創世記の「原初史」部分から、毎回あらかじめ指定した聖書箇所を読み込み、翻訳上の諸問題、物語の文化史的背景や、そこから導き出される神学思想を理解していきます。・「欽定訳」を含めた「聖書翻訳の歴史」について・天地創造物語にみる世界観・カインとアベルにみる文化論・楽園物語にみる人間観・洪水物語の伝承と諸解釈授業テーマ/一例イスタンブール・アヤソフィヤ博物館のキリスト・モザイク(13世紀)●ギリシア語原典講読●キリスト教学原典講読●フィールドワーク●キリスト教学基礎演習その他の主な授業キリスト教学科の特徴は、学べる分野が広いことです。「キリスト教」や「宗教」を軸に、ときにはそれらにとらわれず、一人ひとり興味のある分野を深められる環境が整っています。授業には課外活動型のフィールドワークもあり、私は病院や子育て支援施設でボランティアをしました。そこで働く方々と関わった経験は4年間でいちばんの財産です。また、文学部内の他学科はもちろん、他学部の授業を履修することも可能で、キリスト教学科で興味をもった分野についてキリスト教以外の視点からも考察することで、より深い学びを得ることができます。このような学習をする中で私が学んだことは、問題の本質を見抜く大切さです。キリスト教学科の教授はその大切さを多方面から教えてくださいました。今後もこの意識をしっかりもっていきたいと思います。幅広い視点から、問題の本質を見抜く大切さを学ぶ4年次 内田順子/東京都 城東高等学校上記以外にも多様な科目が展開されています。詳細はシラバス検索をご利用ください。立教シラバス検索文学部キリスト教学科037

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