立教大学 大学案内2019
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協働力LEADERSHIP-02 立教での学びは、知識はもちろん、担当教員だった女性講師から大きな影響を受けました。先生はバリバリ働きながらも、他者と協調しながら、女性らしくエレガントに活躍されていました。その姿に憧れたのを覚えています。 卒業後は渡米し、パイロット養成学校に入りました。帰国後の97年、日本航空のグループ会社としてJALエクスプレス(現在は日本航空に統合)が創設され、ライセンス取得者なら誰でも応募できる採用制度がスタートしたのでこのチャンスに賭けました。そして99年、採用試験に通過し入社。1年間の訓練を経て副操縦士になり、2010年機長に昇格しました。 協働とは、同じ目的のために人が力を合わせること。航空の現場では、お客さまを安全かつ快適に目的地までお連れするというミッションのもと多くのスタッフが協働し、個人のパフォーマンス以上の成果をチームで実現しています。 こうした協働の重要性に社会が気づき始め、これから世に出る若い世代は、協働力やコミュニケーション能力を求められる傾向にあるでしょう。それを身につけるには、特別なことは必要なく、日常生活の中で意識することがいちばん有効かもしれません。教員やクラスメート、先輩・後輩、あるいは家族とのやり取りを、昨日までの自分よりちょっと丁寧に行ってみる。自分がしたいことを発信し、相手が望んでいることを受信できているか。これがきちんとできてくると、相手との理解や信頼も深まりますし、自分自身への気づき・成長にも繋がっていきます。 機長となるための昇格訓練中、同じ運航乗務員の先輩や後輩だけでなく、キャビンアテンダントや地上職の仲間まで、色々な形でのサポートや応援があり、自分一人の力では成し得なかったと実感しました。個人として意思の強さをもつことはもちろん大切ですが、周りにいる人々への感謝や謙虚な心も、常に忘れずにもっていたいですね。20

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