立教大学 大学案内2017
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現代心理学部心と身体と映像。従来の枠に捉われない新しい人間学へ。College of Contemporary Psychology時代を見つめる「科学」の眼差し人間の複雑な心の動きや行動に対する我々の関心は尽きることがありません。本学部では、人間の日常のさまざまな現象を科学的根拠に基づく研究対象として捉え、理解し、その意味を考えていきます。ユニークな発想から、しなやかな思索を人間とは何か。心と身体、そして環境の結びつきを多角的に捉えながらこの問いに向き合います。自由で柔軟な思索によって人間の本質を追求する、広範で革新的なカリキュラムが用意されています。心とは何か。これは太古の昔から存在するに違いない問いです。しかし「心理学」という独立した学問領域が、この問いに答える努力を開始したのはそれほど遠い昔ではありません。いろいろな見方はありますが、せいぜい100年余り前のことです。しかし、この間に心理学は大きく変貌を遂げました。扱う問題も基礎的なものから応用まで、およそ人間の営みのあるところ、あらゆる領野に及んで広がりました。かつてひとつに収斂した学問的関心が、今では単一の学問領域として捉えることが困難なほど多様化し細分化されてきたのです。現代心理学部の心理学科は、さまざまな専門分野の教員を擁して、このような現代の心理学を追究しています。現代心理学部のもうひとつの学科である映像身体学科は、映像と身体に関する思考や表現を追究する、まったく新しい教育研究内容をもった学科です。テレビ、映画、演劇、ダンス、身体技法などの芸術・表現分野について、技法と理論のいずれかに偏ることなく、両者を並行して学ぶようなカリキュラムが用意されています。つまり、表現行為の実際と理論的基礎をともに追究するのがこの学科の特徴といえるでしょう。心理学科にとっての心理学にあたる、既成の学問領域はこの学科にはありません。むしろ映像身体学という、まったく新しい領域を映像身体学科は創成しつつあるのです。このように対照的な2つの学科は、しかし「心」というキーワードでつながっています。心理学科は心の仕組みと働きを探求し、映像身体学科は心の表現を探求しているといえます。教育面でも研究面でも、両学科は緊密な協力関係にあります。心理学科映像身体学科114

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