立教大学 大学案内2017
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College of Tourism観光学部交流文化学科観光の楽しさを伝え、地域間・文化間を結ぶ高いコミュニケーション能力と理解力をもつ人材を育成します。世界遺産の中には、広島の原爆ドームや現ポーランドのアウシュビッツなど、戦争や災害にまつわる「負の世界遺産」が存在します。これらを巡るのが、ダークツーリズム。死や悲劇といういわば「影」をテーマにした観光は、不謹慎という議論もありますが、一方でさまざまな役割を果たしています。そのひとつが、教育旅行です。広島や長崎での平和教育もまさにそれにあたります。また国際観光の視点から見ると、立場の違う国民同士が戦跡を通じて戦争の記憶を共有することは、対立から協働へ移行するきっかけにもなりうるでしょう。学習、継承、そして悲劇からの回復─。私たちが、未来を考え、切り拓いていくにあたって、ダークツーリズムはとても大きな意味をもっているのです。悲劇から回復するためのツーリズムとは負の世界遺産とは何か─観光学の視点から─/舛谷 鋭教授観光は、とても複雑な社会・文化現象です。中でも現在注目されているのは観光を通じた人と人との交流と、それがもたらす文化的な影響です。これからの観光は産業としての側面ばかりでなく、交流や文化といった側面からも考えることが必要なのです。交流文化学科では、「国際親善や文化的交流など観光のもつ交流的側面」に着目しながら、「観光が地域にもたらす文化的影響を明らかにする地域研究の方法論」を用いて観光を深く学んでいきます。そのため、海外フィールドワークなど、体験型授業が多いのが特徴です。地域研究をもとに多文化への視点を養い、国際的な人材を育成します。専任教員と主な担当科目石橋正孝言語と社会、旅行経験分析法大橋健一交流文化論、観光と文化門田岳久交流文化研究2(文化人類学の方法)葛野浩昭観光人類学1、エスニックツーリズム論佐藤大祐交流文化研究1(地理学の方法)、観光地理学1千住 一観光史高岡文章交流文化研究3(社会学の方法)、観光社会学2鄭 玉姫外国地誌3(東アジア)、GIS演習豊田由貴夫演習(2〜4年)A/B豊田三佳アジア太平洋観光論、観光とジェンダー舛谷 鋭交流文化研究4(交流文学の方法)松村公明観光地理学2、外国地誌1(ヨーロッパ)村上和夫演習(3・4年)A/B海外フィールドワークや外国語学習など国際色豊かなカリキュラム観光現場での体験・発見を活かした体験型の授業旅の楽しさを伝え、文化を記述する、発信能力を高めるプログラムが充実104

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