神戸学院大学 大学案内2018
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教員の証言日常空間に潜んでいる課題を見抜く力を磨きます社会リハビリテーション学科 糟谷 佐紀 准教授住環境を改善すれば、これまで障がいのある人が一人でできなかったことができるようになる、と言われたら驚きますか。具体例としては、車椅子使用者は勾配の急なスロープでは介助者が必要になりますが、緩やかであれば一人で登れる、というようなことです。このような住環境の不具合を一つひとつ見つけ、改善していけば、障がいのある人の困難は解消していけるのです。私の講義の中では、学生の皆さんが車椅子体験を行ったり、障がいのある人に話を聞いたりしながら、自ら不具合を発見できる力を身につけてもらっています。住環境だけでなく街の建物や交通機関などにおいても同様の不具合はたくさんあります。こうした不具合に気がつくことができる視点を持っていただき、誰もが快適に過ごせる住環境づくりに貢献してください。事例を通して自分で介入方法を考える中で、足りない知識や考えに気づけます作業療法学科 中前 智通 講師本学科では、臨床の現場で活躍するための基礎力をしっかり身につけてもらうため、実践を重視して学びます。私の担当する精神障害治療学実習では、統合失調症などの介入方法について、グループごとで各人が意見を出し合って自分たちの計画をまとめ、ほかのグループに発表してもらいます。このような形式で授業を行うと、誰もが「自分ならどうするか」と主体的に事例に向き合うことができますし、ほかのグループと比較できるため、自分たちの足りない点を客観的に理解することができます。また他の授業では計画を立てるだけでなく、介入のロールプレイを行い、現場で活躍している作業療法士の方に評価してもらう機会も設けています。このような機会を生かし、あなたも実践力を強化していきましょう。理学療法では、身体的、物理的アプローチがあくまで基本となりますが、患者さんの状態を診ると実は精神・心理的な問題が身体の機能的な動きに影響しているケースもあります。このようなときは身体の動きを通してメンタルヘルスを改善することが、身体機能の回復につながります。そのため、これからリハビリテーションの専門家、理学療法士をめざすみなさんには、ぜひ精神的なアプローチについても理解を深めてほしいと思います。私自身はこころとからだを結びつける理学療法のあり方を模索しており、本学科の講義の中でその専門知識をみなさんにお伝えしていきます。この分野の知識を身につければ将来みなさんが身体面だけでは説明がつかない動きの問題に出合った時、もう1つ別の枠組みから、解決策を導くことができるでしょう。身体と動きから、身体症状と精神症状を改善する先端の学びも!理学療法学科 山本 大誠 講師 ーション学部の 魅力 インタビュー112

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