石川県立大学 大学案内2018
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こと。それは、人と自然の調和こと。高い専門性を身につける新しい時代を切り拓く。研究で身に付けた論理的思考力は、未来を切り拓く力になるこの研究の先には、学説を変える発見があるかもしれない食品科学科門田 久瑠実さん食品科学科 4年福井県立敦賀高等学校出身カワウソの味覚を解明しイタチ科動物の進化の系譜を検証していきたい 高校時代から化学が好きで食品にも興味があったため、食品科学科を選びました。4年生から分子生物学研究室で、カワウソの味覚に関する研究を行っています。カワウソは、イタチ科の淡水生物ですが、味覚があるかどうかまだ解明されていません。これまでの研究では、同じイタチ科でも海水生物のラッコには味覚があり、ウニやカニなどを好んで食べることが明らかにされています。一方、陸上に棲息するイタチ科のテンには、味覚がないこともわかっています。この研究ではイタチ科動物から単離した味覚遺伝子を解析し、地球上に広範囲にわたって棲息するイタチ科動物の進化の系譜を検証していきたいと考えています。大学4年間の集大成として確かな成果を残していくことが卒業までの目標です。8西岡 ゆきこさん生物資源環境学研究科 食品科学専攻 修士 2年和歌山県立田辺高等学校出身研究活動で身に付けたさまざまな力をこれからの糧としていきたい 大学4年の時に研究の面白さに気付き、さらに研究を深めてから社会に出たいと思い、大学院進学を選びました。所属している分子生物学研究室では、ケヅメリクガメの味覚の解析をテーマに研究し、遺伝子解析をはじめ、実際に個体を育てながらの行動実験も行っています。研究活動を通して、自ら調べ、仮説を立て、実験計画を立てて実践し、結果を分析して考察することの大切さを学ぶことができました。学会での研究発表では、自分の研究を整理して、人に分かりやすく伝えることの難しさを知ることもできました。将来の夢は、大学で習得した知識を活かし、食品の研究開発に関わる仕事に就くこと。研究を通して身に付けた論理的思考力をさらに磨き、社会に役立てていきたいと考えています。大学院学びが動かす

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